田中みな実、ドラマのキーパーソンを演じての思い「彼女の笑顔や苦悩を皆さんの心に焼き付けたい」<Destiny>

2024/04/16 12:06 配信

ドラマ インタビュー

「俳優さんってたくましい、と心底思いました(笑)」


――カオリが生きていた「12年前」、大学時代のシーンは長野でロケをされたとのことですが、撮影はいかがでしたか?

夏真っ盛りの撮影は暑さと、虫との戦いでした。長野の山の中で車で移動中ウトウトしていたら、「パチパチパチパチ」って窓を叩く音が聴こえてきて。「あれ、雨なのかな?」と外に目をやると、虫の大群が車にぶつかってパチパチ音を立てていたんです。

こんな中、車を降りてトイレに行くのはどう考えても無理!「どうしよう、車から出られない~」って、本気で泣きました。マネージャーくんも困り果てていましたね(笑)。だって、想像を絶するほどの大群だったんです。しかも、見たことがないほど大きな虫…。

長野ロケは虫との戦いだった田中みな実撮影=永田正雄

――撮影中もライトなどを焚いていると、虫が光の方へ近寄ってきてしまうから大変ですよね…。

そうなんです! 撮影中も、大きくてふてぶてしい虫が無遠慮にぶつかってくるんですよ。もう夢に見て飛び起きるほど嫌で…。でも、他のキャストの皆さんはそんな私を見て大笑いするくらい心に余裕があって、さすがだなと。

特に石原さんは虫を全く意に介さず。虫がブンブン飛びまわる中、空き時間に談笑されていて。そんな姿を見て、どうかしてる…いや、俳優さんってたくましい、と心底思いました(笑)。

共演して感じた石原さとみの“すごみ"

「Destiny」で主演を務める石原さとみは、主人公の検事・西村奏を演じる(C)テレビ朝日


――奏役の石原さとみさんや、大学時代の仲間を演じた皆さんは同世代かと思いますが、現場の様子はいかがでしたか? 印象的なエピソードなどあれば教えてください。

石原さんと亀梨さんは同じ1986年生まれで、こんなに同世代が集まってお芝居できる機会はなかなかないので、キャストの一覧を頂いた時から楽しみで仕方ありませんでした。私が学生の頃から多方面で活躍されていた方々でもありましたし、そんな皆さんと名を連ねていることをとても不思議に思いました。

お芝居をしているときは、それぞれに役を全うしながら相手の芝居を全身で感じているのですが、完成した映像を見た時に初めて、その圧倒的な表現力に気付かされるんですよね。「あの時、石原さんこんな表情をしていたんだ」とか。

お芝居をしているとき、私にはまだ余裕がなくて、相手の細かな表現に気付けないことも多いんですけど、第一線で長く活躍されている方々のすごさを、まざまざと感じさせられました。

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