5月4日は「スター・ウォーズの日」。1977年に映画公開されて以来、世界中で愛されてきた「スター・ウォーズ」シリーズ。この「スター・ウォーズの日」は、世界中のファンが「スター・ウォーズ」の文化を祝い、映画を楽しむ日で、有名なセリフ「May the Force be with you.(フォースと共にあらんことを。)」の“May the Force”と“May the 4th(5月4日)”をかけたところから来ている。毎年、過去作品が劇場でリバイバル上映されるなど、イベントが用意されているが、ゴールデンウイークということもあるので、映画やドラマシリーズを一気見するいい機会でもある。そこで今回は今からでも入れる“スター・ウォーズ”の世界の魅力を紹介する。
まずは劇場で行われるオススメイベントから。1999年に公開され、2024年に25周年を迎える“新三部作”の1作目「スター・ウォーズ/ファントム・メナス(エピソード1)」が5月3日(金)から6日(月)にかけての4日間限定で、全国25の劇場で上映されることが決定。しかも初の4K(字幕版)での特別上映となるので、何度か見ているSWファンもまた見てもらって比較してほしい。劇場公開されたのは旧三部作の1作目「スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望」が最初だが、時系列で言えば本作が長く続く「スター・ウォーズ」サーガの始まりの物語なので、劇場に行けないという方はディズニープラスの配信であらためておさらいしてもらいたい。
時系列順に新三部作(エピソード1から3)の頃からより深く掘り下げたいと思う方は、ドラマシリーズの「スター・ウォーズ:クローン・ウォーズ」を見てもらいたい。エピソード2とエピソード3の間を描いたCGアニメーション・シリーズで、クローン戦争が激化する中、アナキン・スカイウォーカーとその弟子アソーカ・タノの活躍を見ることができる。アソーカをフィーチャーしたドラマシリーズ「スター・ウォーズ:アソーカ」も追放者、反乱者、元ジェダイという激動の銀河を生き抜いた戦士としてのアソーカを掘り下げて描いているので見応えあり。
その流れで、「クローン・ウォーズ」に登場する“異端のエリート・クローン部隊”である「クローン・フォース99」通称“バッド・バッチ”をフィーチャーした「スター・ウォーズ:バッド・バッチ」も気になるところだ。エピソード3の後、ジェダイ・オーダーが崩壊して“銀河帝国”の支配が始まった暗黒時代が舞台になっているので、旧三部作(エピソード4から6)にもつながる要素も多く、歴史の転換期の詳細を感じることができる。「バッド・バッチ」は現在ファイナル・シーズンとなるシーズン3が配信中で大詰めを迎えていて、目が離せない展開になっている。
新たなる三部作(エピソード7から9)を楽しもうと思っている方には、ドラマシリーズの「マンダロリアン」をオススメする。帝国が崩壊した後の物語で、銀河には中央政府が存在せず、始まったばかりの新共和国の法律も銀河の辺境の開拓星には届いていないという、こちらも歴史の狭間の物語となっているので、ぜひとも押さえておきたい。「マンダロリアン」をオススメする理由がもう一つ。それは2026年5月にエピソード9以来となる「スター・ウォーズ」新作映画として「ザ・マンダロリアン&グローグー(原題)」の全米公開が決定しており、まだ少し先ではあるが、それに向けてチェックしてもらいたい。
近い話で言うと、6月5日(水)より新ドラマシリーズ「スター・ウォーズ:アコライト」がディズニープラスで初回2話日米同時配信が決定している。この作品はエピソード1の約100年前、ジェダイの黄金期が舞台になっていて、銀河の謎とダークサイドの勃興、シスの台頭を追う物語となっている。予告動画が公開されているが、ライトセーバーアクション満載で、迫力のあるシーンも多そうだ。
ドラマシリーズを含めた「スター・ウォーズ」シリーズを、「スター・ウォーズの日」を含めたゴールデンウイークにたっぷり楽しんでもらいたい。
◆文=田中隆信
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