上川隆也、“BG”以来の木村拓哉との再共演に「面白みしかない」<Believe>

2024/04/25 07:30 配信

ドラマ インタビュー

林一夫には林一夫の矜持や正義が間違いなくある

――まだお話しできない部分も多いと思いますが、これから林と狩山の関係は、どんなところに注目して見ていけばいいでしょうか?

あえて申し上げるとするならば、狩山さんの思う正義とはまた別のところに、林には林の正義があるということです。水と油のような、相容れない存在としてご覧いただくことになると思いますが、林一夫には林一夫の人生があって、その中には矜持や正義が間違いなくあるんだと、僕は捉えながら演じさせていただいています。

やはり人が行動に移す時には、そこに思惑や動機が当然あるもので、それを今回も一番に考えましたし、撮影に入る前に時間をかけて監督と話し合いを重ねて臨みました。僕の今の言葉が、物語の中でどのように視聴者の皆さまに明かされていくのか、物語の主軸とはまた別のところで楽しんでいただけたらと思います(笑)。

――最後に少し難しい質問になりますが、“希望と再生の物語”というところから、上川さんにとって“再生したいもの”は何かありますか。

(少し考え込んで)自分の周りのことを眺め返してみても、あまり再生しなきゃいけないなと思うものが思い当たらなくて。それはいいことなのかも分からないですが……今、ぱっと思い当たるのは「今年の桜は短かった」というくらいですね(笑)。咲いたと思ったら急に雨と風に見舞われてしまって、あれがもう少し長く咲いてくれていたら皆さん楽しめたのに、ということくらいでしょうか。