小説家・有栖川有栖による火村英生シリーズの1作目として、1992年3月に刊行されたミステリー小説「46番目の密室」(講談社)の初の舞台化映像が5月19日(日)夜7:00にテレビ初放送される。緻密な構成や完成度の高さから、本格ミステリー小説としてファンを魅了し続ける人気シリーズである本作。火村英生と有栖川有栖の関係性を舞台オリジナルのストーリーで描くバディ作品として上演された。
脚本を石井幸一、演出を志賀亮史が手がけ、犯罪社会学者の火村英生役を井澤勇貴、作家の有栖川有栖役を矢田悠祐が演じる。そのほかのキャストには、津田英佑、吉沢梨絵、飛香まい、阿久津仁愛ら多彩な面々が集結した。
●本格ミステリー歌劇「46番目の密室」ストーリー
舞台はクリスマスの北軽井沢。“密室の巨匠”と呼ばれる推理作家の真壁聖一(津田)主催の集まりに参加した火村英生(井澤)と有栖川有栖(矢田)。45に及ぶ密室ミステリを発表し“日本のディクスン・カー”と称される真壁が夕食の席で、「最後の密室ものを執筆中である」と事実上の密室トリック卒業宣言をする。だが真壁は、密室状態の部屋で無残な姿となって発見される。