優香が自分の復讐が周りの人間に迷惑をかけている事に心を痛めながら店の前のチラシを剥がしていると、小栗が手伝い始めた。そんな彼に、優香は光星をはじめ中村家の人間にされた事、その復讐をしている事を告白。そして、彼女の壮絶な過去に絶句する小栗に、「復讐は止められない。これ以上誰かを巻き込みたくないから付き合えない」と涙ながらに告げるのだった。
るり子から慎吾を奪う事には成功したが、光星の妹・弘子(加藤千尋)から奪ったはずの賢三(田村健太郎)は、よりが戻るどころか結婚まで決まってしまった。賢三は、優香の店にやって来て、彼の両親も乗り気で、弘子との結婚は避けられない。自分の人生は、この先も自分ではどうにもできない事ばかりなのだと告げた。
そして、そんな中でも優香と出会えた事がうれしかった…と、言い残して店を去った。優香は、弘子から賢三を再び奪うために「どうしようもできない事なんてないです」とメッセージを送り、賢三と一夜を共にする決心をした。
優香は、肝臓移植の道具として結婚した事を恨んでいるが、自分も、復讐の道具として賢三を利用しているわけで、程度の差こそあれ、やっている事は同じではないのか。純粋な賢三が気の毒すぎる。
優香の捨て身の行動により、次週、賢三が弘子との結婚を辞めるようで、弘子は大発狂。優香には早く復讐を終わらせて小栗と幸せになってもらいたいが、彼女は小栗と距離を置く様子。そして、相変わらず探偵を使って優香を監視している光星が、次に何を仕掛けてくるかも気になるところだ。
◆文=ザテレビジョンドラマ部
※桐山漣の「漣」のしんにょうの点は一つ
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