アンコールでは、柏木のAKB48人生を振り返る軌跡映像が流れ、ピンクの花が散りばめられた卒業ドレスに身を包んだ本人がステージに登場。自身のソロ曲である「夜風の仕業」をしっとりと歌い上げ、全員で「桜の花びらたち」を熱唱した。
卒業スピーチでは、「“今の大好きなみんなに見送ってほしいな”というのが最後に私が見つけた夢だったから、それが今日叶いました。最後にみんなに“AKB48にいてくれてありがとう”って言ってもらえて、私の17年のアイドル人生が本当に素敵な形で幕を閉じれたなとファンのみなさんとメンバーに感謝しています。今のAKB48で卒業できて本当に幸せだったなと思います!」と語った。
さらに「これからもファンの方がいてくれる限り歌って踊ってステージに立ち続けて、何年か経った後に“やっぱり柏木由紀ってアイドルだったね”って言ってもらえるような活動をしていきたいなと思いますので、これからもアイドル活動を見守ってほしいですし、これからのAKB48を温かく見守っていただけたらなと思います。17年間、本当に本当に温かい声援をありがとうございました!本当に楽しかったです!!」と目を潤ませながら感謝を伝えた。
柏木は、「17年間秋元先生が見てくれてたんだなって思いますし、私が一番大事にしていた“アイドルになれたことを幸せに思ったり、ファンに感謝すること”が先生にも伝わったのが分かって、改めて17年間を肯定してもらえてうれしかったです」と顔をほころばせた。
最後は、チームB初のオリジナル劇場公演の1曲目であり、チームBの代表曲である「初日」を披露。涙が止まらない後輩メンバーたちと一緒にお馴染みの円陣を行い、充実の表情を輝かせながらパフォーマンスを届けると、ファンもこの日1番の大コールで応えた。
エンディングでは、場内のファンからサプライズでメッセージボードが掲げられると、柏木は感極まった様子で「最後の最後まで愛を伝えてくれてありがとうございます!」とメッセージを送る。駆け抜けてきた17年間を労う温かい拍手に包まれながら、卒業公演は幕を閉じた。
また、卒業公演後には、劇場の入ったビルのバルコニーからファンへ最後のあいさつを行った。2017年12月26日の「渡辺麻友 卒業公演」以来の実施となったバルコニーでのあいさつ。
駆けつけた大勢のファンに向けて、「今まで先輩や同期が卒業するときにここであいさつするのを見ていて、自分が卒業する時にこれってできるのかなと思ってたんですけど、最後ここからみなさんにごあいさつできて、もう本当の本当に思い残すことはないです!今この瞬間を含めて17年間毎日、みなさんのおかげで楽しいアイドル人生を送れました!本当にありがとうございましたー!」と、最後の別れを告げた。
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