――本作に出演にあたって、周囲からの反響はいかがですか。
友達と会うと、第一声で「『くるり』見てるよ」と言ってくれたり、「王様のブランチ」(毎週土曜朝9:30-昼2:00、TBS系)のメンバーの方もドラマの話をしてくださったりしています。「公太郎がカッコいい!」と私に言ってくれるので、それをそのまま本人にお伝えしています(笑)。
ネットでも自分のフルネームや「香絵」で検索して、感想を見ています。「私とともさか(りえ)さんの役がまことにとって癒やしの存在なんだろうな」というコメントを見かけたので、良い役割ができていてよかったなと思います。
――撮影現場の雰囲気はいかがですか。
私はメインキャストの皆さんとのシーンがほとんどなのですが、4人ともコミュニケーション能力が高くて、おしゃべりな方ばかりです。
私が一人で台本のせりふをぶつくさ練習していたら、事務所の先輩の瀬戸さんが「礼ちゃん、付き合うよ」って一緒にやってくださって、それに続々と皆さんも入ってきてくれて…和気あいあいとした現場です。
でも皆さんプロなので、1秒前までおしゃべりしていたのに、スタッフさんの「よーい」が聞こえたら、プロの顔に切り替わっていて、俳優さんモードになるんですよ。私としては“さっきまでしゃべっていたからテンション迷子!”みたいになってしまうのに、切り替えがすごくて…皆さんについていかないといけないなと思っています。
――神尾さんがインタビュー時に「丸山さんが即興でミニコントみたいなことを始める」とおっしゃっていました。うわさによると、瀬戸さんも乗っかったりしてくださるそうですね。
瀬戸さんは、「礼ちゃん何か面白いことないの?」と、目で訴えてくることが多いんですよ(笑)。公太郎さんって、ドラマの中では神妙な面持ちなことも多いので、その表情のまま「礼ちゃん…」って妖艶に話しかけてくださるんです。瀬戸さんがいつも欲しがっているので、答えているみたいな部分はあるかもしれません。時々、神尾さんに振ってみることもあるのですが、いつも困っている印象です(笑)。
宮世さんとは先日初めてご一緒したのですが、私とめるるは割とテンションが高いので、私たちのハイテンション具合にまだ困惑していましたね。
――“自分が参加するからには楽しい現場にしたい”という思いもあるのでしょうか?
立ち位置としてコミカルなものを求められているのかなと思いますし、カメラマンさんからも「丸山さん、時間空いたので何か面白い話を…」と振ってくださることもあるので、そういう時は何とか絞り出して話すようにしています。でも、ウケなかった時は「あちゃ~」って、めるると笑い合っています(笑)。
――本作には公太郎、朝日、律と、タイプの違う男性3人が登場しますが、丸山さんご自身は誰派ですか?
一番積極的にアプローチしてくれている印象があるので、律派です。元カレは元カレとしての思い出になっちゃうかなと思います。でも、手がかりはたくさん持っていそうなので、まことの立ち位置からすると、信頼度も高いですし、いっぱい関わることになるんじゃないかなと。でも、きっと何かしらあって別れているので、公太郎はあくまで元カレ。
朝日くんはちょっと引っ込み思案なところがあるので、香絵と丸山礼としては「もっといけよー!」って思いながら見ているんですけど、律はまことの勤め先にも来ちゃうほどの積極性があるので、私個人としてはかき乱してくれる人がいいなと思います。
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