丸山礼、役者歴4年で好演続くも「つまずくことの方が多い」 先輩・瀬戸康史は「面白いことないの?と目で訴えてきます」<くる恋>

2024/05/07 06:00 配信

ドラマ インタビュー

アドリブは「全部拾う覚悟で向き合わないといけない」


――「#家族募集します」(2021年、TBS系)で連ドラ初レギュラーを果たして以降、女優としても活躍されている印象ですが、映像作品で一つの役を演じることには慣れてきましたか?

前に比べたら、慣れてきたかなと思います。ですが、つまずくことの方が多いので、そういう時は考えを整理してみたり…あとは、レッスンに行ってみたりしています。ずっと演技のお仕事をしてきたわけではないので、先生についてもらって、自分の中で調整をしますね。

――2020年に初めてドラマ出演をしてから約4年、お芝居をする上で大きな影響を受けた出来事があれば教えてください。

連続ドラマに出演させていただいたり、主演をさせていただく中で、女優というお仕事は、こんなにも精神をすり減らしながらやるものなんだと感じたり、主演の方の大変さを初めて目の当たりにして驚きましたし、改めてリスペクトだなと思いました。

特に(主演を務めた)「ワタシってサバサバしてるから」(2023年、NHK総合ほか)の時はすごくアドリブが多かったので、周りのベテランの俳優さんたちとアドリブでお芝居をできたということは、自分にとって修行になったなと思っています。

正直、予想もしていなかった角度からアドリブが飛んでくると、“私はもらっているだけで終わっちゃう”ということはたくさんありました。全部拾う覚悟で向き合わないといけないと学んだので、“アドリブは球拾い”という感じですね(笑)!

――ドラマのタイトルにちなんで“くるり”にまつわるエピソードはありますか?

先日、飛行機に乗っていたら、「そこ僕の席です」と声を掛けられたのが、ライスの関町(知弘)さんだったんですよ! それで「私もここですよ、運命だー!」とか言っていたら、私の座席が全然違うところで(笑)。運命だとか言って浮かれていたのも恥ずかしかったですし、飛行機の座席はしっかり確認しなきゃなと思った、席順“くるり”エピソードでした!

関町さんに「しょうもない、こんなの言えないよ、どこにも!」って言われちゃったのですが、私はガンガンこのエピソードを話していきたいと思います(笑)。

――最後に第5話の見どころと、読者へのメッセージをお願いします。

第1話から、香絵も「親族は誰かいないの?」と言いながら連絡帳の中を探していたと思うのですが、ついにまことがお母さんに会いにいく回です。お母さんに会うことで、まことが小さい頃にどんな気持ちで生きていたのか、そしてどんな幼少期だったのかが明かされます。今後はまことの記憶が戻る瞬間もあるので、1シーンも見逃さないでほしいなと思います。

香絵としては、とても朝日くんが心配で。よく朝日がカフェに来て、香絵に恋愛相談をするシーンがあるのですが、丸山個人としては、恋愛相談をしているうちに好きになっちゃうパターンも多いと思うので、朝日くんが香絵を好きになるんじゃないか説を…いや、うそです、台本を見ている感じ全然そんなことないです(笑)。

これから、まことを取り巻く人物たちが登場してきますし、公太郎、朝日、律との恋模様も描かれますので、考察を楽しみながら見ていただけたらと思います。火曜ドラマなのに恋愛の渦中にいない香絵は一体どうなるのか、ぜひそこにもご注目ください(笑)。