石原さとみが主演を務めるドラマ「Destiny」(毎週火曜夜9:00‐9:54、テレビ朝日系)の第6話が、5月14日(火)に放送される。
石原が3年ぶりの連続ドラマ復帰を果たす本作は、ドラマ「Dr.コトー診療所」シリーズ(2003年ほか、フジテレビ系)、「友情~平尾誠二と山中伸弥『最後の一年』~」(2023年、テレビ朝日系)などで知られる脚本家・吉田紀子による完全オリジナル作品。
横浜地方検察庁中央支部の検事・西村奏(石原)は、中学3年生の時に検事だった父・英介(佐々木蔵之介)を亡くし、それを機に父と同じ道を志す。長野の大学へ進学した奏は、そこで出会った仲間や恋人とかけがえのない時間を過ごすが、友達だったカオリ(田中みな実)の身に起きた“ある事件”を機に彼女の青春時代は終わりを告げてしまう。
それから12年、事件以降姿を消していたかつての恋人・真樹(亀梨和也)と偶然再会した奏は、封印してきたカオリの事件に再び向き合うことに。待ち受ける運命に翻弄される二人を描く、20年の時を超える切なくも濃密な“サスペンス×ラブストーリー”だ。
5月7日に放送された第5話では、奏が英介のかつての部下・新里(杉本哲太)と対面。「環境エネルギー汚職事件」について話を聞き出そうとするが、新里は「お話しできることは何もありません」と返答する。あの事件以降検事としての“仕事の意義”を見いだせなくなった彼は、検事を辞めてしまったという。
それでも食い下がる奏に、新里は英介が「死をもって真実を封じ込めた」と発言。その封じ込められた真実を明らかにしたい奏は、長野の実家で英介の遺品から資料を探し始める。母・悠子(石田ひかり)との会話の中で、ふと英介がボイスレコーダーで何かを記録していたことを思い出した奏は、英介が亡くなる日の朝まで記録していたボイスレコーダーをついに見つけ出す。
自宅に真樹を招いた奏は、英介が肉声で記録した裁判を巡る一部始終を真樹とともに聞くことに。そこで語られていたのは、不自然な証拠の裏付けを進めるべきという英介の声を無視して検察が起訴に踏み切ったこと。「検察が証拠を捏造した」という筋書きを浩一郎が描き、証人尋問の際それに沿う答弁をさせたこと。そして判決後、英介が検察組織に見捨てられたことだった…。
奏があまりに過酷な“真実”を突き止めた矢先、真樹は痛みに苦しみだし、奏は一瞬ためらいつつも貴志(安藤政信)に連絡。自分に隠れて真樹と会っていた奏に貴志は怒りをあらわにしたが、その後真樹ががんに冒され深刻な病状であることを告げる。一方、病院を抜け出し実家へ向かった真樹は、自分が家に火を放ったことを警察官に告げ…。
20年前の“真実”、気まずい三角関係、真樹の病名判明、真樹の放火と、終盤怒涛のように事件が押し寄せてきた今回。視聴者からは「病院の柱の陰で奏と貴志の会話を聞いてた真樹が可哀想すぎた…」「(英介の)自分の正義を貫くために選んだ選択。とてつもなく切ない」「二人にとって辛すぎるお父さんの記録」などさまざまな反響が。また、今後の展開にも期待の声が相次いだ。
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