Aぇ! group ジュニア最後の日に船上イベント「道頓堀を自分たちの聖地にしていきたい」デビュー曲披露に7000人が熱狂

2024/05/15 04:00 配信

音楽 会見

Aぇ! groupが7000人を前に道頓堀で船上デビューライブを行った※提供写真

5月14日、CDデビューを目前に控えたAぇ! groupがデビューシングル「《A》BEGINNING」を船上で披露するサプライズイベントを大阪・道頓堀で開催した。当日昼12:00に道頓堀での開催を告知し、イベント開始までの1時間で集まったのは約7000人。赤と黒のクールな衣装をまとった5人が船上のステージに登場すると大歓声が沸き起こった。メンバーは道頓堀川の両岸や戎橋の上までびっしり集まったファンの多さに驚きながら、大きく手を振って答えた。

道頓堀がいつか自分たちの”聖地”になるように


「どうも! Aぇ! groupです!」とお決まりの自己紹介からMCがスタート。正門良規が「明日5月15日にCDデビューさせていただきます!」とあらためて集まったファンに報告すると7000人が拍手で祝福。佐野晶哉は「CDフラゲしてくれましたかー?」と呼びかけた。

Aぇ! groupらしいイベントができるのはどこかな?と考えたとき、これまで何度も公演を行ってきた松竹座がある道頓堀を自分たちの聖地にしていきたいと思って選んだ」と正門。Aぇ! groupと書かれたちょうちんやメンバーの名前が書かれたのぼりが川沿いに飾られている景色を見て、ほかのメンバーも慣れ親しんだ道頓堀でイベントができる喜びを噛みしめていた。

盛り上がりすぎるMCも”Aぇ”ならでは


Aぇ! groupと道頓堀といえば二ホンウナギ。レギュラー出演している「Aぇ!!!!!!ゐこ」(MBS)で、小島健が絶滅危惧種である二ホンウナギの捕獲に成功。歴史的快挙として世界的な科学メディアでも取り上げられた。MCでは、佐野が「小島さん、今日はウナギはいないんですか?」と問いかけると「いますね!」とさすがの回答。イベント前にすぐそばにある「TSUTAYA EBISUBASHI」に全員で自分たちのCDを買いに行ったという報告をしていたかと思えば、草間リチャード敬太の髪型をイジり「どこまでが地毛でしょうクイズ」が始まるなど、わちゃわちゃと盛り上がり存分にトーク力を発揮。ついに、スタッフから「そろそろ歌の方を…」と促される場面も。

関西弁全開でパフォーマンスへ!


正門が「今から歌いまんがな!」と叫ぶと、「歌いまんがな!」とメンバーも呼応しスタンバイへ。船上で初めて、地元・大阪でも初めてとなるデビューシングル「《A》BEGINNING」を生披露した。

小島健が”心が荒ぶる”と表現した振付と共にイントロが始まると、7000人の熱気も最高潮に。歌唱前に草間リチャード敬太が注目してほしいと話したのはラスサビ(最後のサビ)前に5人がセンターに集まり肩を組む振付。メンバーからかっこいいと絶賛されていた足上げもばっちり決まった。これまでのオリジナル曲の中で一番歌っているパートが多く、上ハモとフェイクが聴きどころと話していたのは末澤誠也。道頓堀に自慢のハイトーンボイスを響き渡らせた。

攻めているAぇ! groupに注目してほしいと正門が話した振付は、世界的ダンスパフォーマンスグループのs**t kingz(シットキングス)のshojiが担当。普段よりもコンパクトな船上のステージながら、迫力あるパフォーマンスとなった。

ジュニア最後の日とデビュー後の決意


イベント後の囲み取材では、ジュニアとして最後の日を迎えた心境を聞かれ「気付いたら今日やった。やりきりました」(正門)「ジュニアとして育ててもらった松竹座のある道頓堀でイベントができて悔いはない」(小島)「京セラドーム大阪でのデビュー発表をはじめ、ジュニアとして異例のことをさせてもらえた」(佐野)「デビューしたからと言ってこれから何かが変わるわけじゃない」(末澤)と振り返った。

そして「”ジュニアやから”っていう逃げ方がもうできなくなるという覚悟はしてます」という草間の言葉には、困難を乗り越えてCDデビューにたどり着いたからこその思いが。最後には、先輩でありプロデューサーでもある横山裕(SUPER EIGHT)から受け取った言葉を借り、「SUPERなグループになっていきたい」という決意で締めくくった。

取材・文=松浦紗希


川沿いのとんぼりリバーウォークにはAぇ! groupのちょうちんやメンバーの名前がのぼりが※提供写真