ほか、演じる上でのこだわりについては、両者共に先輩の演技を参考にしつつ演じたことを告白。
阿佐は「僕のクランクインの前に、(共に岸井左馬之助を演じ)山口馬木也さんが先に演じられていたので、その映像を見せていただいて、『できれば山口さんに寄っていこう』と。山口さん(演じる左馬之助)と同一人物というのをすごく意識しました」と述懐。
菊池は「私が演じさせていただいておふさは、成長すると悪人になってしまった原沙知絵さんが演じるおふさになっていくんですけど、あめ玉をあげるという動作で(2人の姿が)重なるというシーンがあって、私の撮影の前に原さんが撮影を終えてらっしゃったので、スタッフさんにお願いをして映像をいただいて、毒々しい中に潜む美しさというものを踏襲できるように、少しでも拾い上げられるように研究しました」と打ち明けた。
◆取材・文＝原田健