また、3人が公式TikTokに集まった質問に答える場面も。「キャラクターを演じる上で参考にしたものは何ですか?」という質問には、3人全員が「原作」と前置きしつつ、早瀬は「原作に忠実にと思いながら、撮影前も撮影中も原作を読み込んでいました。結衣さんもそうなんですが、現場にも漫画を持ち込んで一緒に読んでいたりしました」と振り返った。
小宮山は、「えみりが、槙生さんに似た話し方をするセリフがある。そこは監督とお話ししたり、新垣さんの演技を見ながら『こういう感じで言っているんだ』と参考にしながら演技をしていました」と回想した。
自身の演じた役柄を「自分を持っていてかっこいいと思った」という伊礼は、「周りにいる自分の尊敬できる人を探して、『こういった人間ならば、かっこいいと思ってもらえるんだろうな』と一生懸命に想像しながら演じていました」と役作りの秘訣を披露していた。
中学生から届いた「中学生でも映画は楽しめますか?」との質問には、3人そろって「もちろん楽しめます」と即答。早瀬は「登場人物それぞれ悩みを抱えていて、学生特有の悩みだったりもするので、見ていて共感してもらえる部分があると思いますし、見終わった後だったり、見てる時に気持ちが前向きになれる映画だと思います」と、しっかり中学生の心も捕えるものになっていると太鼓判を押した。
さらに、「1番印象に残っているせりふ」という質問も。伊礼は「屋上のシーンで言った『無力』という言葉があるんですが、それは私たちが普段少し軽く口にしてしまうようなネガティブな意味ではなく、本当に千世本人ではどうしようもないことに対して使った言葉で“千世かっこいいな”と感じて印象に残っています」としみじみと語った。
小宮山は、「朝に『大嫌い』と言われてしまうシーンがあるんですけど、これまで私は言われたことがないのでこんなにも心が傷つくものなんだと知りました。そしてそれほどまでに相手を想っているということでもあるので、不思議な体験でした」と撮影を振り返る。
早瀬は、「大切なセリフはいっぱいあるんですけど、お葬式で槙生ちゃんが言った『たらい回しはなしだ』という言葉です。あのシーンは私が演技に苦戦していたのですが、結衣さんが槙生ちゃんとして存在してくれたからこそ乗り切れました。その後の撮影中も撮影が終わった後もそのセリフに救われています」と告白した。
最後に早瀬は、「このイベントを通して『違国日記』の魅力がより皆さんに伝わっていれば、嬉しいなと思います。この映画の魅力をご家族やお友達にぜひ伝えていただいて、1人でも多くの方にこの映画を届けることができたら嬉しいです」と心を込め、拍手を浴びながら3人は手をつなぎながらステージを後にした。
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)