俳優の山田裕貴が6月16日、都内で行われたNetflix映画「Ultraman: Rising」配信開始記念特別上映会に、共演の小日向文世、早見あかり、シャノン・ティンドル監督、ジョン・アオシマ共同監督と共に出席。自身が大切にしている調和を明かした。
クリエーターのシャノン・ティンドルが監督・脚本を担当し、ジョン・アオシマが共同監督を務めた本作。CGアニメーション制作は、「スターウォーズ」「ジュラシックパーク」など数々の名作、ヒット作を送りだしてきた「インダストリアル・ライト&マジック(ILM)」が手掛けた。1966年の放送開始以来、57年にわたり全世界で愛され続けている不滅のヒーロー「ウルトラマン」を、「親子」「家族」をテーマに、すべての世代で楽しめる新たなウルトラマンストーリーとして創造している。日本語吹き替え版では、サトウ・ケンの声を山田が、ケンの父親・サトウ教授役を小日向が、ケンとの交流を深めるジャーナリスト、ワキタ・アミ役を早見が務める。
本作にちなみ、自身が一番大切にしている“調和”について尋ねられると、山田は「自分の心と他者。無理に侵食せず、無理に距離を取ることなく、ちゃんと自分も大事にしながら人のことも大事にしたいなと思います」と告白。
続けて「僕も家族ができたので、考えるようになりましたね。家と仕事のバランスみたいなものは、ものすごく考えるようになりました」としみじみ語り、「俳優としての自分と、そうじゃない自分のギャップがありすぎないように、自然体でというような調和もあります」と話した。
また、両親の話題になると、山田は「母からは圧倒的許容、父からは自分で考える力」を学んだと告白。母親はなんでも受け止めてくれる人だったと言い「別に僕がやんちゃしてたとかではないんですけど、それでも怒られるときはあるじゃないですか。そんなときでも優しかった気がします。あなたがやりたいことをやりなさい、という母」と明かした。
一方、父親に関しては「そういう母と対となって、自分で考えろって言う父。家に一緒にいるのに、自分で考えなさいって育てられたような感じがします」と振り返っていた。
◆取材・文=山田果奈映