2024年1~3月放送ドラマを対象に開催した第119回ザテレビジョン・ドラマアカデミー賞の受賞者を発表中。主演男優賞は、「不適切にもほどがある!」(TBS系)の阿部サダヲが受賞した。阿部が演じたのは、昭和から令和にタイムスリップする小川市郎。コンプライアンスで縛られた現代で不適切な発言を連発する一方、娘への愛情もしっかりと感じさせる見事な演技に、「昭和のオヤジを体現し、コンプラだらけの令和で大暴れする姿にスカッとした」「歌もうまいし、これだけ笑わせて泣かせられる俳優は他にいない」との声が相次いだ。
演じた市郎について阿部は、「最初の段階で『市郎は“地獄のオガワ”で不適切な人』と聞いただけ」だったというが、「脚本の宮藤官九郎さんが市郎を愛すべき人物として描いてくれました」と感謝。
「市郎は、娘と亡き妻を思う純愛の人。自分と純子の運命を知ってから、ずっと揺れていましたよね。愛する娘を助けたいけれど、その先、孫娘が生まれてくる未来を変えてもいいのかと…。『昭和に戻れないということは、死なずに済む』と思ったり『最終回が決まっていないなんて、最高じゃん』と言ったりするのも、人間らしくていいなと思いながら、演じていました」と、人間味あるキャラクターに魅力を感じていたという。
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