<僕のヒーローアカデミア>罪を犯した生徒と対峙する相澤に「理想の先生すぎる」と反響 久しぶりの発目の登場に雰囲気が一変する場面も

2024/05/29 20:52 配信

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アニメ『僕のヒーローアカデミア』第142話が放送(C)堀越耕平/集英社・僕のヒーローアカデミア製作委員会

堀越耕平による大人気コミックを原作としたTVアニメ「僕のヒーローアカデミア」(毎週土曜夕方5:30-6:00、読売テレビ・日本テレビ系/ABEMA・ディズニープラス・FOD・Hulu・Lemino・TVerほかで配信)の第142話が5月25日放送された。青山優雅の裏切りが判明し、愕然とする1年A組の生徒たち。それでもみんなが差し出した手を青山に取らせようとする担任の相澤消太が「MVヒーロー」#ヒロアカMVP を獲得した。(以下、ネタバレを含みます)

「僕のヒーローアカデミア」


本作は、「週刊少年ジャンプ」(集英社)にて2014年32号より連載中の堀越耕平による人気コミックを原作としたアニメ作品。総人口の約8割が何らかの超常能力“個性”を持つ世界を舞台に、“無個性”の少年・緑谷出久(通称:デク、CV:山下大輝)が、憧れのNo.1ヒーロー・オールマイトの“個性”を受け継ぎ、名だたるヒーローを多く輩出する雄英高校のクラスメイトたちと共に最高のヒーローを目指していく物語だ。

“ヒロアカ”の愛称で親しまれ、原作漫画は現在40巻まででシリーズ世界累計発行部数が1億部を突破。現在テレビアニメ第7期が放送中、さらに劇場版第4作「僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ユアネクスト」が8月2日に公開予定となっている。

青山に手を差し伸べる1年A組の生徒たち

アニメ『僕のヒーローアカデミア』第142話より(C)堀越耕平/集英社・僕のヒーローアカデミア製作委員会


USJ(ウソの災害や事故ルーム)や林間合宿での敵(ヴィラン)襲撃を手引きした、雄英内の内通者は青山優雅(CV:桑野晃輔)だった。生まれつき“無個性”だったことを危惧した両親の依頼を受けたオール・フォー・ワン(AFO/CV:大塚明夫)から“個性”ネビルレーザーを与えられて以来、その支配下にあった青山。デクは仲間の裏切りに衝撃を受けながらも、青山の中に残る良心を信じて「君はまだヒーローになれる」と手を差し伸べる。1年A組のクラスメイトたちもデクと気持ちは同じだった。

青山がこちら側にいることを逆手に取り、AFOを欺こうとするデク。その提案に、飯田天哉(CV:石川界人)も賛同する。青山の裏切りはもしかしたら誰かの死を招いていたかもしれない。けれど、それはもはや過去のことであり、デクが提案したのは、これから再び青山と自分たちが対等な関係になるために唯一の方法だと大人たちに訴えかける飯田。

「5発くらいハウザーぶちこんでトントン」と、いつもと変わらない爆豪勝己(CV:岡本信彦)の粗暴な発言もある種の優しさだろう。切島鋭児郎(CV:増田俊樹)も「まだ一緒に踏ん張れるんだよ 俺たち!」と必死で訴え、みんなが青山を絶望の淵から救い出そうとする。入学からまだ1年ほどしか経っていないが、デクたちはあらゆる困難を全員で乗り越えてきた。その中で生まれた強固な絆が青山を救おうとする彼らの姿から伺えて、思わず胸が熱くなった。

一方で、AFOを欺くといっても具体的な方法までは思いついていなかったデク。代わりに担任の相澤消太(CV:諏訪部順一)が警察の塚内直正(CV:川島得愛)に思いついた方法を伝える。青山次第ではあるが、実現性の高い方法として準備が進められることになった。

アニメ『僕のヒーローアカデミア』第142話より(C)堀越耕平/集英社・僕のヒーローアカデミア製作委員会