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2024/05/30 18:00 配信

バラエティー 映画

#6が放送された「SHIBUYA ANIME BASE」(C)AbemaTV,Inc.


浅野恭司インタビュー後編

「SHIBUYA ANIME BASE」より(C)AbemaTV,Inc.


続いて、アニメ関連業界で働く人の仕事や人柄を深堀りする“ギョーカイ深堀りコネクション”のコーナーで、今回は、アニメ「進撃の巨人」や「劇場版SPY×FAMILY CODE:White」のキャラクターデザイン総作画監督を務めた、株式会社ウィットスタジオのアニメーターの浅野恭司のインタビュー後編が放送された。

今回は、浅野がアニメーターとして名作請負人になるまでの人生を深堀りしていく。アニメ業界歴28年の浅野は、「画は小さい頃から描くのが好きで、『上手だね、上手だね』っておだてられて育ちました」「中学生の時にどっぷりアニメにハマって」と自身の過去について語る。

その後、自身がいちばん影響を受けた作品だという「機動警察パトレイバー2 the Movie(1993年公開)」を制作した会社のProduction I.Gに入社するも、実力主義のアニメーターの世界で自分の作画が認められず、落ち込むこともあったと当時の胸中を吐露する。

その浅野に「アニメーターとは?」という質問をぶつけると、「アニメーションはいわゆるエンターテインメント」「エンタメ作品を作っているので、視聴者がいることは意識してほしい」と語り、また「描いている本人は主観で描いていると思うんですけど、そのまま突っ走ってしまうとお客さんの目で見ることをせずに完成させてしまう」「お客さんが見てくれることを意識して作品を作る、それがプロかなと思います」と語った。

また、「今後、思い描く夢は?」と聞かれた浅野の口からは、「アニメ『進撃の巨人』や、アニメ『SPY×FAMILY』などを見て、この話を原作者が頭で考えて作りあげたと思うと、原作者がすごくうらやましくて、原作をやってみたい」との野望が飛び出した。そのために「ひたすら本を読んだりして、毎日、考えるのが習慣になっている」ことを明かし、「自分のオリジナルの作品を自分のなかからわきあがったもの、生み出したものとして、かたちにしたいなと思っています」と今後の夢を口にする。

最後に「浅野さんにとってアニメとは?」と問われると、「日常ですね、生活の一部です」「アニメで育ってきたのは間違いなくて、小さい頃から見て育っていますし、思春期もアニメで育っていますし、いまだにその流れが続いているので、今後も変わらずにやっていくのかなと思っています」「子どもができて、子どもと一緒にアニメを見るのも楽しみのひとつなので、うちの子が同じアニメーターの道を進むのもありかな」「それも日常の一部になってくれたらいいかな」と笑顔で語った。

この浅野のコメントを聞いたスタジオメンバーからは「かっこいい……」と感嘆の声がもれ、番組MCのハライチ岩井勇気は「作画監督ってクリエイターだから、もうちょっとアーティスティックな感じかと思っていたら、ちゃんとお客さんのことを意識してくれている」と浅野の仕事への姿勢について尊敬のコメントを口にしていた。

「SHIBUYA ANIME BASE」より(C)AbemaTV,Inc.