<9ボーダー>“美少年っぷり”が話題の3姉妹の弟役・齋藤潤、現場での初体験を告白「初めて笑いのツボというものにハマりました」

2024/05/31 07:00 配信

ドラマ インタビュー

こだわりが詰まったセットは「誰もがいたくなる居心地の良さ」


——九吾は物語中盤からの登場となりますが、3姉妹たちと共演してみていかがでしたか?

すでにみなさんの関係性が完成されている中に自分が入った映像を見ると、「これで大丈夫なのかな?」と少し不安になりました。でも、九吾は3姉妹たちに反感を持っている役柄だったので、いい意味で違和感を持ちながらお芝居ができたと思います。

現場はとても温かい雰囲気です。川口さんはカメラが回ってないとき、ずっと「カワイイね!」「ちゃんと食べてる?」などと言ってくださったりして、すごくかわいがっていただいています。すごくありがたいです。

高橋克実さんは休憩時間に、昔の撮影現場のエピソードを教えてくれました。あとは昔の銭湯の値段とかも。いろいろお話も聞いてくださって、本当に“頼れるお父さん”みたいな方です。他の方たちにもとても優しく話しかけていただいているので、これから大庭家になじんでいけるようがんばって演じていきたいです。

——クランクインのときの心境は?

自分一人だけのシーンで、まだ「9ボーダー」に出演しているという感覚はありませんでした。でも、セットでの撮影が始まり、やっとこの作品に関わっているという実感がわきました(笑)。

居間のセットはとても広くて撮影のセッティングをしている間も、みなさん居間にいることが多いんです。こだわりのセットだと聞いてはいましたが、誰もがいたくなる居心地の良さというものを僕も感じました。

——九吾を演じるにあたり、共感するところはありますか?

九吾は今までお母さんとおばあちゃんと暮らしてきました。3年前にお母さんが亡くなってからは自分の思いを打ち明けられる人もいなくて、ずっと我慢して生きてきたんです。それに苦労してきたお母さんの思いを無駄にしてしまうと感じて、九吾は「俺は一人で生きていく!」と決心したように思います。そういうところは男の子だなと思いましたし、九吾の気持ちがよく分かりました。

——今回の現場で何か初体験があったと伺っています。

収録中、初めて笑いのツボというものにハマりました(笑)。大庭家の居間でウメケンこと梅津剣(伊藤俊介)さんの顔を見るたび、笑いがこらえられなくなってしまったんです。

5カットぐらいNGを出してしまい、みなさんも「がんばれ!」と応援してくださって。カメラが回るたび、笑ったカットがフラッシュバックするので「やばい、集中しなきゃ!」といったんはリセットするのですが何度も笑ってしまい、同じことを繰り返していました。OKシーンもちょっとニヤリとしていたんじゃないかな、と思います(笑)。

これまで他の作品で笑ってしまうことがあっても、1回ぐらいでリセットできたんですが…。撮影現場で、ここまで笑いをこらえきれなかったのは初めての体験です。

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