桐山漣“光星”が 伊原六花“優香”と付き合う事にしたのは歪んだ感情からだった…光星の過去が明らかに<肝臓を奪われた妻>

2024/06/01 21:49 配信

ドラマ レビュー

第9話は光星(桐山漣)視点でストーリーが展開 (C)日テレ

伊原六花主演のドラマ「肝臓を奪われた妻」(毎週火曜夜0:24-0:54、日本テレビ系/Huluにて配信)。5月28日放送の第9話は、優香(伊原)の元夫・光星(桐山漣)の目線でストーリーが進行。光星が優香と出会ったきっかけ、そして彼女に歪んだ感情を持っていく過程を視聴者は知る事となった。(以下、ネタバレを含みます)

肝臓を奪った元夫とその家族への復讐と共に、再び愛を信じて生きていく成長物語


本ドラマは、LINEマンガで配信中の、国内累計閲覧数が1億3300万ビュー(※2024年2月時点)を超える大人気の同名ウェブトゥーンが原作。自分がただの肝臓移植のための道具だったと知った優香が、肝臓を奪ってすぐに自分を捨てた夫とその家族に復讐の炎を燃やすストーリー。

しかし、ただの復讐劇ではなく、他人を信じられなくなった自分を支える周りの人々や守るべきわが子のために、再び愛を信じて前を向いて歩いていく優香の成長物語にもなっている。


寂しい幼少期を過ごした光星


光星が優香と出会ったのは、彼女のバイト先の飲食店。母・聖子(櫻井淳子)の病状が深刻だと知り無力感にさいなまれながらカウンターで一人飲んでいた彼の様子を心配して「大丈夫ですか?」と声を掛けたのが、店員の優香だった。

光星は、幼い頃から父親の居ない家庭で育ち、自分を置いて夜な夜な男性と出掛けてしまう聖子に寂しい思いをしていた。聖子は己の欲望を優先させる女性だ。光星が大財閥の令嬢のるり子(水崎綾女)と付き合い始めた時も、彼女の実家の財産をあてにした贅沢な生活を夢見て、結婚を願った。

そこに“息子の幸せを願う母の愛情”が無い事は光星もわかっていたはずだ。だが、置いていかれて寂しかったトラウマを抱える彼は、理由は何であれ母が自分を必要としてくれる事がうれしかった。

そんな中、るり子が妊娠。彼女との結婚を確信した光星は、青写真通りに進んでいる人生に手応えを感じていた。だがその矢先、聖子の病が発覚。光星も弘子も移植ドナーとして適合せず、適合者が現れるまで待つしかない状態だった。

「ママが死ぬ。また一人で置いてかれる…」と絶望する光星が、自分を気遣ってくれた優香に引かれるのも無理はない。彼を心配してくれる者など、彼の周りには居なかったのだから。光星は、優香の店に通い始めた。

光星と弘子(加藤千尋)は、母の肝移植のドナーに適合しなかったと告げられる…(C)日テレ