山本裕典 本気のホスト挑戦が好評な理由 イケメン俳優がブタ鼻を鳴らして酒を浴びた先に見える人間味<愛のハイエナ2>

2024/06/03 18:00 配信

ドラマ バラエティー

「Easyですね」と言っていた山本だが

「愛のハイエナ2」より(C)AbemaTV,Inc.

山本は、イケメン俳優として「仮面ライダーカブト」(2006年、テレビ朝日系)や「タンブリング」(2010年、TBS系)など爽やかな演技で活躍。その後、俳優業から離れて飲食業の道に進んだが、再び、芸能界へと戻ってきたという経緯がある。

女性スキャンダルがあった過去もあり、正直、あの整ったビジュアルと持ち前の明るさでモテないわけがない、といった印象だ。しかし、ホストがトップをかけて食らいつく夜の世界は、お顔が綺麗でトークも上手な芸能人ならばきっと成功するだろう、といった甘い予想を大きく裏切る。

シーズン1では東京・新宿の歌舞伎町でホストクラブに体験入店し、“軍神”ことホストの心湊一希氏からホスト業界のイロハを叩き込まれた山本。芸能人であることや、遊んできた量への自信もあり初めこそ「Easyですね」と余裕を見せていたが、その鼻は見事に折られ、現実を突き付けられる形となった。

喫煙所での“ブチギレ”タバコシーンが見もの

「愛のハイエナ2」より(C)AbemaTV,Inc.

山本が厳しいホスト業界に揉まれて、本性がむき出しになっていくさまが非常に面白い。年下ホストに煽られると、店の裏にある喫煙所に行きタバコを吸いながら「クソがふざけんなよカス!」とブチギレ。酒を大量に飲まされ泥酔をしながら「俺はカス…」と涙ながらに落ち込む。完全にイッちゃった目をしながら「俺はやるよ!ドリームつかみに行こうぜ!」と奮い立つ。そんな、我を忘れてオスの心をむき出しで興奮している姿は、見ていて清々しいほどである。

夜の出勤を繰り返すたびに、現役ホストへの敬意を払いながら本気で挑戦していることが伝わるだけに、見ているほうもアツくなってしまう。ニューヨークさらば青春の光の4人もすっかり山本と“軍神”らホストたちのファンになっているようだ。


歌舞伎町のテクが通じない大阪ホストの洗礼…

「愛のハイエナ2」より(C)AbemaTV,Inc.

現在配信中のシーズン2は「大阪編」として、山本は“軍神”と共に大阪・ミナミのホストクラブ「Club G.O.」へ。所変われば勝手が異なり、大阪は歌舞伎町で学んだことが通用せずに混乱中である。

姫(女性客)のトークはホスト勝りで、つまらないホストには決してお金を使ってくれない。せっかく指名をしてくれた姫のことも待ち時間の長さで怒らせてしまうなど、山本はうまくいかず頭を抱える。指名を待つ間も浴びるように酒を飲まされ、ヘベレケになりながら接客を頑張るのだった。酔っぱらうとトーク中に鼻が「ブヒッ笑」と鳴ってしまうのも、もはやおなじみの光景として笑いを誘う。

天敵ホストの通称“白スーツ”こと、七瀬ひなた氏から「東京に送り返します!ヨイショ!」と煽られると「あのクソ白スーツ!」と怒りが止まらない山本だった。

怒ったり泣いたり、酔ったり口説いたり…。悩みながらも人間らしさを全開にしてホスト業を頑張る山本は、そのがむしゃらさで視聴者を夢中にさせる。水商売をやっている姫が客としてやって来て、シーズン1を見て奮闘している山本の姿に「勇気をもらえた」と感謝して帰っていったが、人としても男としても、やっぱりとてもモテるのだろう。魅力を感じてみてほしい。

次回6月4日(火)放送回は歌舞伎町ホストと大阪ホストの売上バトル開幕。No.1を獲るのは誰なのか? 山本含め三つ巴の総力戦が始まる。