原廣利監督、自作映画『帰ってきた あぶない刑事』とのギャップに「情緒どうなってるの?と言われる」<朽ちないサクラ>

2024/06/04 13:09 配信

映画 会見

豊原功補、原監督作「あぶない刑事」を意識


県警捜査一課の熱血刑事・梶山浩介役の豊原は、原監督が手掛け、本イベント開催時に公開中の映画「帰ってきた あぶない刑事」を意識して「僕は『あぶ刑事』に負けないくらいの刑事魂を、その熱さを」役柄に込めたとニンマリ。

また、主演の杉咲については「原作のデジャブかのような視線の強さ、凛とした佇まいがあった」と絶賛。杉咲も「撮影では目の前に立たれるだけで圧倒されて、自分の心がグラッとしそうになる瞬間もありました。いい緊張感をいただきましたが、今日は舞台あいさつ前に笑って会話をすることが出来てうれしかったです」と共演に喜びを見せた。

泉の上司で元公安・富樫隆幸役の安田は「杉咲さんとは世間話をしようと思って『昨日何食べた?いい天気だね?』と本番直前まで話しかけてしまい、集中力を欠けさせてしまったかも…」と反省しつつ「一緒に対峙して芝居するのが光栄でした」とリスペクトを明かした。

対して杉咲は「悲しいシーンや苦しいシーンが多い中、安田さんはご自身が映っていない場面でも目の前にいて同じ熱量でいてくれて、心がかき乱される瞬間があって助けられました」と信頼を寄せている姿を見せた。

原監督、『あぶ刑事』とのギャップに「情緒どうなってるの?と言われる」


「帰ってきた あぶない刑事」に続く長編映画監督作2本目となる原監督は、「『あぶ刑事』はふざけつつもポップに展開する映画だが、こちらは骨太なサスペンスミステリー。すでに見てくれた方からは、同じ監督とは思えない!情緒どうなってるの?と言われるが、それくらい違います。でも両方とも100パーセントの力を出して撮りました」と手応えを感じている様子。

一方、原作者の柚月は完成した本作について「映像ならではの魅力があり、演技、音楽、桜の美しさを大きなスクリーンで味わう感動と面白さがある。色々な意味で映画の素晴らしさを感じる作品」と太鼓判を押した。