木村拓哉が主演を務めるドラマ「Believe-君にかける橋-」(毎週木曜夜9:00-9:54、テレビ朝日系)の第6話が5月30日に放送。竹内涼真演じる刑事・黒木が、兄・若松(竹内/二役)への思いを語る表情がやるせない一方、高圧的な態度で“呪いの笑顔”を見せる演技にくぎ付け。真っ黒なサングラスが黒木というキャラクターの鍵なのでは…との声もあがり反響を呼んでいる。(以下、ネタバレを含みます)
本作は、脚本家の井上由美子や監督の常廣丈太ら木村主演ドラマ「BG~身辺警護人~」(2018年、2020年)チームが再集結して制作するテレビ朝日開局65周年記念作品。橋づくりに情熱を燃やす設計者がわけあって刑務所に収容されてしまい、希望と再生の道を模索していくサスペンスかつヒューマンエンターテインメント。
木村が主人公の大手ゼネコン「帝和建設」土木設計部部長の狩山陸を、竹内が狩山を追う警視庁刑事部捜査第一課の刑事・黒木正興を演じ、山本舞香、一ノ瀬颯、北大路欣也、上川隆也、斎藤工、小日向文世、天海祐希らが出演。MAN WITH A MISSIONの「I'll be there」が主題歌となっている。
狩山(木村)を逮捕した黒木(竹内)は、国立署への移送途中で休憩したホテルで狩山の事情聴取を始めた。黒木の兄・若松の不正発注が龍神大橋崩落事故の原因だと思っていた狩山は、最初は何も話さなかった。狩山を高圧的に挑発する黒木のぶっ飛び演技がすさまじい。
重い口を開いた狩山だったが、黒木も若松から借金のお願いをされ一度は振り込んだが二度目は断ったこと、その電話が若松との最後だったことを話す。さらに、不正発注の前に借金の心配が無くなったと連絡があったと続けた。そっくりな顔の兄貴を切り捨てたことを悔やんでいるときの黒木の表情がやるせない。
常に高圧的な黒木が、兄・若松への思いを語る姿に「黒木刑事もやるせないものいっぱい抱えてたんだ」「20年会ってない兄へ1度は金を貸した黒木刑事。激昂して切った最後の電話を後悔してるのね」「狂気じみたキャラが一気に切ない寂しげな表情になって、兄を亡くした無念さが滲(にじ)む顔に変わるのすごい。どれだけの振り幅…」などの声があがる。
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