要潤の悪役に「磨きがかかってる」「ハマりすぎ」の声<花咲舞が黙ってない>

2024/06/05 17:44 配信

ドラマ 動画 レビュー

憎々しい雰囲気を漂わせる要潤の演技がうますぎる(C)日テレ

今田美桜が主演を務めるドラマ「花咲舞が黙ってない」(毎週土曜夜9:00-9:54、日本テレビ系/Huluにて配信)。6月1日に第8話が放送され、クライマックスへと向かうなか、舞(今田)が勤める銀行の経営企画部長・紀本を演じる要潤のヒールぶりが話題となっている。(以下、ネタバレを含みます)

「花咲舞が黙ってない」を新キャストで放送


同ドラマは、銀行を舞台に不正を絶対に見て見ぬふりできない花咲舞が、弱い立場の人たちのために立ち上がる姿が痛快なエンターテインメント作品。2014年、2015年にが主演した、池井戸潤の小説「不祥事」が原作の前ドラマ後に出版された新作小説の物語を新たなキャストでつづる。

支店を回って小さな問題に対処する臨店班となった舞の上司でバディとなる相馬健を山本耕史、舞が務める東京第一銀行の経営企画部に所属するエリート中のエリートである昇仙峡玲子を菊地凛子、昇仙峡に銀行の不祥事を隠蔽する任務を命じる経営企画部長・紀本平八を要潤、舞の叔父で「酒肴処・花さき」店主の花咲健を上川隆也が演じる。

紀本に彼岸花が贈った相手は…


第8話で今後の展開に向けたキーアイテムとして、紀本のもとに届けられた彼岸花のアレンジメントが登場した。「縁起の悪い花」と紀本が言い捨てたが、彼岸花は先祖や故人を供養する秋のお彼岸の時期に咲き始めることと毒性を持つことで、昔から不吉な花というイメージがあるもの。ラストで、その送り主が昇仙峡であることが明らかになった。

同話で舞たちが臨店した京橋支店で昇仙峡の亡き恋人・川野(平原テツ)が働いていた当時、紀本が支店長だった。銀行の利益や自分の出世を追い求める紀本と、取引先や部下を第一に考える川野は、そりがあうはずもなく、やがて紀本は川野を敵視するように。さらに紀本は悪事を川野に押し付ける出来事もあった。

そうした紀本に対し、昇仙峡が彼岸花に込めた思いは、“宣戦布告”だ。彼岸花は赤色と白色がアレンジされていたが、赤色の彼岸花の花言葉は「悲しい思い出」「情熱」「あきらめ」で、白色の彼岸花は「思うはあなた1人」という花言葉があるそうだ。白色の彼岸花が中央に1本だけあったのは、昇仙峡の心を表していると思うのは深読みにすぎないだろうか。