要潤の悪役に「磨きがかかってる」「ハマりすぎ」の声<花咲舞が黙ってない>

2024/06/05 17:44 配信

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出演作で悪役が続く要潤に称賛の声相次ぐ


昇仙峡が立ち向かおうとしている紀本。その壁の大きさを、要潤が見事に醸し出している。部下を人とも思わないような冷たく突き放す言葉と視線はゾクリとする。

また、銀行のため、自分の出世のために立ち回ろうとする口のうまさも。舞たちの東京第一銀行は、産業中央銀行と合併を控えているのだが、第6話で両行の上層部が集まった食事会のとき、まるきりのうそはついていないと、平然と小さなことを大きく言って、相手をとりこもうとするずる賢さがあった。

要といえば、2023年に放送された連続テレビ小説「らんまん」(NHK総合ほか)での怪演も記憶に新しい。当初は“いい人”だったが、やがて主人公と対立する教授の役だ。こちらでもずる賢さが現われる場面があり、役名がトレンド入りする反響に。「やばすぎる」などSNSを大いにざわつかせた。同じく2023年の「ラストマン-全盲の捜査官-」(TBS系)では、物語の元凶ともいうべき悪い役どころだった。

その経緯もあり、今回の役で「嫌な役に磨きがかかってる」「安定の悪人感」「悪役ハマリすぎて嫌いになりそう」といった、最大限の称賛ともいえる声が上がっている。

これまで紀本の忠実な部下という雰囲気だった昇仙峡が反旗を翻すと知り、「手伝わせてもらえませんか」と申し出た舞。川野は憔悴していったなかでも、銀行を変えるための切り札を見つけようとしていて、それを書き留めた手帳を昇仙峡が持っている。強いタッグとなりそうだが、要が体現する紀本の冷徹さでどう対応するかもまた楽しみでもある。

◆文=ザテレビジョンドラマ部