<僕のヒーローアカデミア>ついにデクの目の前に現れたAFO… 恐怖を乗り越えた青山の姿に「最高にかっこいい」と反響

2024/06/06 10:00 配信

アニメ レビュー

アニメ『僕のヒーローアカデミア』第143話が放送(C)堀越耕平/集英社・僕のヒーローアカデミア製作委員会

堀越耕平による大人気コミックを原作としたTVアニメ「僕のヒーローアカデミア」(毎週土曜夕方5:30-6:00、読売テレビ・日本テレビ系/ABEMA・ディズニープラス・FOD・Hulu・Lemino・TVerほかで配信)の第143話が6月1日に放送された。オール・フォー・ワンを欺くために迫真の演技を見せた青山優雅。恐怖を乗り越えた彼に「MVヒーロー」#ヒロアカMVPが捧げられ、視聴者からも称賛の声が寄せられた。(以下、ネタバレを含みます)

「僕のヒーローアカデミア」


本作は、「週刊少年ジャンプ」(集英社)にて2014年32号より連載中の堀越耕平による人気コミックを原作としたアニメ作品。総人口の約8割が何らかの超常能力“個性”を持つ世界を舞台に、“無個性”の少年・緑谷出久(通称:デク、CV:山下大輝)が、憧れのNo.1ヒーロー・オールマイトの“個性”を受け継ぎ、名だたるヒーローを多く輩出する雄英高校のクラスメイトたちと共に最高のヒーローを目指していく物語だ。

“ヒロアカ”の愛称で親しまれ、原作漫画は現在40巻まででシリーズ世界累計発行部数が1億部を突破。現在テレビアニメ第7期が放送中、さらに劇場版第4作「僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ユアネクスト」が8月2日に公開予定となっている。

決戦直前の敵(ヴィラン)たち

敵(ヴィラン)の捜索隊に加わったデクたち雄英高校ヒーロー科1年A組の生徒は、各々の戦闘力も上げることも考えながら、忙しない日々を送っていた。その頃、敵(ヴィラン)連合の面々も来るべき決戦の時に向けて決意を深める。

トガヒミコ(CV:福圓美里)は久しぶりにかつての家を訪れた。トガが中学生の時に起こした連続失血事件によって、非難の目に晒された家族の姿はそこにはなく、家の中はもぬけの殻。そんな家で、トガは家族から“普通”じゃないことを責められた日々を思い出す。

トガが家を後にすると、待ち受けていたのは荼毘/轟燈矢(CV:下野紘)。荼毘が世界を終わらせる覚悟を問うと、トガは「今更です」と答える。その答えを聞いた荼毘は「誰が泣こうが笑おうが、明日は平等にやって来る。それなら笑おうぜ」と言い、自身の蒼炎で彼女の家を燃やした。それは苦しみが詰まった過去など捨てて、今を生きようという彼なりの励ましであり、優しさなのかもしれない。

最後に荼毘は、ヒーローたちとの全面戦争においてホークス(CV:中村悠一)の手により死亡した仲間、トゥワイス(CV:遠藤大智)の血をトガに渡す。他者の血液を摂取することで、その人間の姿や声に変身できる“個性”を持つトガ。心から好意を寄せる相手においては、その人の“個性”も使えるようになった彼女に荼毘は何をさせようとしているのだろうか。

一方、スピナー(CV:岩崎了)に覚悟を迫るのはオール・フォー・ワン(AFO/CV:大塚明夫)だ。“ヒーロー殺し”ステイン(CV:井上剛)の思想に感化され、敵(ヴィラン)連合に加入したスピナー。ステインの真似事で始めた彼、今や異形を導く星として崇められ、もう後には引けない。考えることをやめ、ただ「死柄木のために」と、異形の“個性”を持つ敵<ヴィラン>たちを率いていく覚悟を決めたスピナーを、AFOは「誰もが誰かのヒーローになれるんだ!」と鼓舞した。

アニメ『僕のヒーローアカデミア』第143話より(C)堀越耕平/集英社・僕のヒーローアカデミア製作委員会