<僕のヒーローアカデミア>ついにデクの目の前に現れたAFO… 恐怖を乗り越えた青山の姿に「最高にかっこいい」と反響

2024/06/06 10:00 配信

アニメ レビュー

アニメ『僕のヒーローアカデミア』第143話より(C)堀越耕平/集英社・僕のヒーローアカデミア製作委員会

敵(ヴィラン)をも救おうとするデクとお茶子の“誓い”


AFOはデクを孤立させようと、雄英に避難している手下に指示を出すが、計らずもデクたちは雄英高校を離れることになった。避難民たちに送り出され、雄英高を後にしたデクたちは仮設要塞”トロイヤ”に身を寄せることに。

みんなが部屋に荷物を運び入れる中、デクは崖の上から街を眺める麗日お茶子(CV:佐倉綾音)のそばに行き、自分が雄英に戻れるよう避難民たちを説得してくれたことに改めて礼を述べた。すると、お茶子は演説台となった校舎の上に立った時、頭にトガが浮かんだことを打ち明ける。

彼女は先の戦いでトガと対峙し、「好きに生きて他人を脅かすなら、その責任は受け入れなきゃいけない」と告げた。その時のトガの悲しそうな顔が忘れられないというお茶子。彼女の主張は正論だ。けれど、その正論に押し潰されてしまう人もいる。正しさだけじゃ、生きていけなかった人もいる。それは死柄木弔(CV:内山昂輝)や荼毘も同じだ。デクも、ワン・フォー・オール(OFA)内に死柄木の意識が侵入してきた際、彼の憎しみの奥に“泣いている子ども”を感じた。「絶対に止めよう」というデク。

その頃、轟焦凍(CV:梶裕貴)は爆豪勝己(CV:岡本信彦)や飯田天哉(CV:石川界人)と兄である燈矢について話していた。自分は燈矢の好きなものですら知らないと語る焦凍に、「絶対うどんだな。煮えたぎったやつ」という爆豪。すると、焦凍は「だったら一緒に食ってやるさ」と笑う。彼らは来たる決戦で、敵(ヴィラン)をただ排除するのではなく、救おうともしているのだ。

決戦がついに開幕! 大活躍の青山に称賛の声

アニメ『僕のヒーローアカデミア』第143話より(C)堀越耕平/集英社・僕のヒーローアカデミア製作委員会


そんな中、デクは留置所にいたはずの青山優雅(CV:桑野晃輔)に呼び出される。両親の弁護士に釈放してもらったという青山は「この崩壊した日本でまだ裁判所が生きているなんて」と笑い、AFOの目的について語り始めた。

日本の状況に煽りを受けて各国の敵(ヴィラン)たちが活性化している今、世界は大混乱時代に突入しようとしている。そんな中で、人々から奪った複数の“個性”を持ち、それを与えることのできるAFOはおそらく世界の裁定者(魔王)となるだろう。その上で「やっぱり僕はパパンとママンの安全を守りたい」とデクに告げる青山。すると、デクの目の前にAFOが姿を現した。

やはり恐怖に心を支配され、闇落ちしたか……と思われたその矢先。青山はAFOに向けてネビルレーザーを放った。迫真の演技で見事、AFOを欺いた青山は「僕こわすぎて涙どころか、おしっこも出てるんだよね☆」と泣きながらデクに報告する。視聴者も、すっかりいつもの調子を取り戻したようで安心したはず。

だが、AFOは青山の裏切りに少しも動じない。AFOは敵(ヴィラン)連合を引き連れてきており、「この状況が既に手遅れ」とデクたちをあざ笑う。しかし、彼には一つだけ誤算があった。各地に散らばっていると思い込んでいたヒーローたちもまた、黒霧の「ワープ」によりデクの元に集う。果たしてなぜ「ワープ」を動かせたのか…!?

今、世界に求められているのは“団結”。そのためには、窮地に立たされた日本が復興の先に光があると示さなくてはならない。「だから今日、ここでお前を倒す!」という青山の宣言とともに、ヒーローVS敵(ヴィラン)
の決戦が始まる。この回で「MVヒーロー」#ヒロアカMVPの第1位に選ばれた青山。視聴者からは「青山くん!よく頑張った!」「ナイス迫真の演技」「青山くん最高にかっこいいよ」「本当に震えた。ありがとう」と絶賛の声が寄せられている。

■文/苫とり子

アニメ『僕のヒーローアカデミア』第143話より(C)堀越耕平/集英社・僕のヒーローアカデミア製作委員会