小野花梨&風間俊介がW主演したドラマ「初恋、ざらり」(2023年、テレ東ほか)が、第50回放送文化基金賞ドラマ部門で優秀賞を受賞。プロデューサーからもコメントが届いた。
小野と風間がW主演した本作は、ざくざくろ氏による同名コミックスが原作。2023年7月クールでテレ東にて放送された。
小野が軽度の知的障害と自閉症から、男性から体を求められて応じることで、自分の価値を確かめようとしていた強い劣等感を抱える主人公・上戸有紗を、風間が有紗の新しいアルバイト先の先輩・岡村龍二を演じ、2人が恋に落ちる。龍二の優しさに触れることで少しずつ有紗の心境が変化していく様子をリアルな視点から描いている。
このたび、本作が第50回放送文化基金賞ドラマ部門で優秀賞を受賞。放送文化基金賞とは、視聴者に感銘を与え、放送文化の発展と向上に寄与した優れた番組・配信コンテンツや、放送文化、放送技術の分野での顕著な業績をあげた個人・グループを対象に表彰するもので、テレ東ドラマでは、2019年1月クールのドラマ24「フルーツ宅配便」で奨励賞を受賞して以来、4年ぶりの受賞となる。
今回の受賞を記念して、広告付き無料動画配信サービス「ネットもテレ東」(テレ東HP、TVer)での再配信が決定。全12話のうち2話ずつ、6月6日から7月8日(月)までの期間限定で順次再配信される。ドコモの映像配信サービス・Leminoでは全話配信中。月額制のLeminoプレミアムにて視聴できる。
この度は栄えある賞をいただき、誠にありがとうございます。ドラマ作りの過程にそれほど思い入れがあるタイプではないのですが、同作に関しては例外かもしれません。軽度知的障害を描くというのはやはり非常に難しく、また勇気の必要な作業だったからです。
これほど俳優部や監督と話し合ったことは、私の拙い経験ではなかったことでした。だからこそ、主演が小野さんと風間さんで本当に良かったです。脚本を坪田さんと矢島さんに、演出を池田監督に引き受けていただき本当に良かったです。
原作の精神性を大事にするという合言葉で、正解のない答えを探した日々は本当に宝物です。関わってくださった皆さまに改めて御礼申し上げます。また、この賞を励みに、より精進して参りたいと思います。ありがとうございました。
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