「ポケットの中には、何が入ってるんですか?」このセリフは『おいハンサム!!2』第1話で、吉田鋼太郎演じる伊藤源太郎が放つ言葉だ。人や物事は見た目だけでは分からない。ポケットのように見えない内側まで覗き込まないと気付かない“真”もある。それはもちろんドラマも然り。このたび、映画『おいハンサム!!』が6月21日(金)に公開されることを記念して、『おいハンサム!!2』ディレクターズカット<完全>版が、6月15日(土)に日本映画専門チャンネルにてテレビ初放送される。
『おいハンサム!!』(2022年からフジテレビ系で放送)とは、恋×家族×ゴハンをめぐる新感覚のホームドラマ。ゆるっと“ながら見”するのにちょうど良い日常系の物語で、時に深い“名言”と“迷言”が飛び交い、思わずクスッと笑ってしまうシュールさもある。だがハッと気付かされることもあり、まるで家族と共に居間にいるかのようなホッと一息感、そして心がじんわりと温かくなる。と、同時に“飯テロ”過ぎて思わずお腹が鳴ってしまう…心身ともに程よく刺激されるちょっと変わった実家コメディだ。
そんな『おいハンサム!!』が、今年4月期に『おいハンサム!!2』として帰ってきた。この帰還を楽しみに待っていた視聴者は少なくない。きっとワックワクで『おいハンサム!!2』を観て、存分に味わい尽くしたことだろう。一方で『おいハンサム!!』ってどんなドラマ…? と興味が湧いた方もいるはず。
そんな両者共に楽しむことができるのが、『おいハンサム!!2』ディレクターズカット<完全>版である。なぜなら、地上波では放送しきれなかったシーンが追加されていることで、『おいハンサム!!』ファンには“ポケットの中に新しいもの”が増え、物語がより深くコクがあるものにグレードアップする。また一度観たからこそ、あのセリフがこんな繋がり方をしていたのか!このシーンにこういう意味があったのか!とドラマ自体に新しい発見もあるはずだ。
そして『おいハンサム!!』ビギナーにはもちろん、“ポケットの中がパンパンに詰まった”完全状態でゼロから味わい尽くしてもらえる。まだ視聴できていない人は、そのポケットを覗いて『おいハンサム!!』の“真”を見たら、“ハンサムな魅力”にきっとズブズブ沼へハマってしまうことだろう。
後に地上波放送と見比べてどのシーンが追加されたのかをゲーム感覚で見つけてみるのも面白い。なぜ、このシーンがカットされたのか…? このシーンにどんな意味があるのか? と考察してみるのもまた心踊る。
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