<95>ドラマPが高橋海人の魅力や撮影秘話を明かす「高橋さんの役に向き合う姿勢や役作りが本当にすごいなと思いました」

2024/06/10 06:00 配信

ドラマ インタビュー 独占

「95」第7話より(C)「95」製作委員会

やっぱり役者として現場にいるときはちゃんとQになっているんです


――今作で主演を務めている高橋さんと、メインで出演されている中川さん、松本さんを起用した理由を教えてください。

まず、高橋さんってどこからどう見ても秋久に見えるというか。僕は高橋さんの人間性を存じ上げていなかったんですけど、彼の“不器用だけど全力でぶつかってお芝居をしている”っていう部分をドラマや映画から感じていて。

95」はQがいろんなものにぶつかったりつまずいたりしながら人間形成されていく、というのが内容だと思うんですけど、いろんな喜怒哀楽が出てくる役を単純に高橋さんで見てみたいなって思ったのが一番の起用理由です。

“もっとこんな高橋海人さんを見てみたい”っていう思いがあったので、そういうところからQという役にすごくハマるんじゃないかなと思ってオファーさせていただきました。

中川さんはすごくいろんな作品に出ているので、気がつけばたくさん見ているんですけど、中川さんってどんな役でも自分のものにされているイメージが強くて。

今回の翔という役はバチバチのイケメンで、話す言葉も浮いたようなせりふが多かったりするんですけど、“中川さんがこういうのを言ったらどうなんだろう”とか想像していて、高橋さんと同じですが、“こんな中川大志さんを見てみたい”ってすごく思ったんです。

昔からドラマや映画に引っ張りだこで多彩な才能を持っている中川さんが、翔という役でQのことも含めて引っ張っていく立場でドラマに入ってきたときに、Qと翔の関係性がちょっと見える気がして。高橋さんと中川さんが軸にいる「95」というのを見てみたくなったんですよね。

松本さんもそんなに起用理由は変わらないのですが(笑)。彼女はものすごく繊細なお芝居ができる役者さんというイメージがあったんです。オファーさせていただいて、実際にセイラという役をやっていただいてもその通りというか、それ以上にお芝居の繊細さがあってすごくうまい方だなと思ったりしているんですけど、高橋さんも中川さんも松本さんも、第1希望のキャスティングができたので、本当によかったなと思っています。

――高橋さんは最初にオファーしてからOKをいただくまでに約1年弱かかったんですよね?

そうですね。いろんな事情とかがあって時間はかかったのですが、最終的にはこちらの熱意をちゃんと理解していただいて。

正直、アイドルという職種と「95」というドラマの組み合わせってイメージがかけ離れていると思うんです。酒やたばこ、キスシーンなどもあって。でもそういうことに対して、この作品をやるっていうことが今後の高橋さんの俳優人生において大事であると感じていただいたんだと思います。

高橋さんって間近で見ていて一番すごいなって思うのが、役になりきれるところというか。King & Princeのライブとかを見させていただくとすごくキラキラしているんですけど、やっぱり役者として現場にいるときはちゃんとQになっているんです。

このQという役は彼がかもし出す“童貞感”みたいなものをどう出すか、というのが物語の説得力にもつながっていた部分だと思うので、そこは高橋さんの役に向き合う姿勢や役作りが本当にすごいなと思いましたね。