松下洸平“コウタロウ”の正体が明らかに 大政絢“百合子”との関係性に衝撃<9ボーダー>

2024/06/08 16:43 配信

ドラマ レビュー

「9ボーダー」第8話より(C)TBS

過去と今の“ボーダー”にいるコウタロウの選択は…


それからコウタロウの謎がどんどん解き明かされていった。コウタロウの本名は、芝田悠斗。36歳で、地元の神戸で家族が営む不動産会社の副社長をしている。東京には、まちの再開発プロジェクトのために出張で来ていて、そこで事故に遭い、記憶を失ったのだ。

朝8時30分のアラームは会議のため、1億円を超える預金は祖父からの遺産、持っていたコインロッカーの鍵は東京駅で荷物を預けたときのものだった。回想シーンであった視聴者から「ブラックコウタロウ」と呼ばれていた黒いコートに身を包んでいた姿は、不動産会社の副社長らしいスタイリッシュな着こなしだったようだ。そして、ふいにコウタロウが口にした「いつものオレンジペコ」は、百合子が好きな紅茶の茶葉だったことも。ただ、「オレンジペコ」という言葉は思い出しても、それ以外のことはすべて思い出せないままだ。

さらに最大の謎だった転落事故は、再開発プロジェクトのために会う予定をしていた自治会長ともみ合いになってしまったことによるものだった。

本作は29歳の七苗ら大台になる前の“ボーダー世代”を描いているが、劇中で松嶋がコウタロウに「ちょうど今、ボーダーですね。前の自分と今の自分、どっちを選ぶのか」と指摘。続けて松嶋は「どっちを選んでも応援します。悩んで選ぶことが大事なんだと思います」と告げたが、“ボーダー”上にいるコウタロウからもますます目が離せない展開となった。

◆文=ザテレビジョンドラマ部

「9ボーダー」(TBS系)

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