高橋海人“Q”は、29年を経て出した「答え」を伝えに仲間の元へ 大団円の最終回に「私の中に大きく残る作品」の声<95>

2024/06/11 12:50 配信

ドラマ

セイラに会いに行くんだ


年が明けた。渋谷に大きな花火が上がり、みんながひどい怪我を負ったあとででも、鈴木家の支援もあっておおよそは丸く収まった。だがドヨンもレオも自分のやりたいことのために街を離れ、翔は外国へ行って「何にもないところからやり直す」という。

そうしてみんなが先へ進んでいった先、29年後の未来。セイラの娘だという新村萌香(桜井ユキ)と会った45歳のQ(安田顕)は、その顛末を話すために訪れた翔の母から1枚の写真をあずかる。

「お元気ですか?僕は元気です」と書かれた写真。そこには杖をつきながらどことも知れぬ外国の地を歩む男性の後ろ姿が写されていた。新村が実の父である翔の生存を知って涙を流す後ろで、Qはマルコに電話をかけていた。

「会いに行くんだよ、セイラに。説明はあと!面会時間が終わるから、急げよマルコ」新村の協力を得て所在がわかったセイラに、会いに行くのだ。カッコいい大人になったことを報告するために。

Qの視線の先を、楽しそうに談笑する高校生たちが横切る。ふっとQの頭によぎるのは、仲間たちと解散する前にいったカラオケだった。ブルーハーツの名曲で盛り上がりつつ、翔は「俺は生き残るぞ絶対…終わったあとの世界が見たいからな」と告げる。そこへQがさらに「お前ら!次会うときは、世界の終わりで集合だー!」と声を上げ、全員の歓声が続く。

1995年という時代の少年たちが起こした物語に、SNSでは「色んなシーンが強く印象に残ってる。最後みんなの笑顔で終われたのがよかった」「Qちゃんの日常は翔に出会ってから変わったけど、全てが決着がついて最後の最後に普通の高校生らしさを取り戻した。大人になってからも心に残る思い出って、こういうものなんだろうな」「最後まで熱いドラマでしたね!ドラマ版の最後、すごく良かったです」「最終話、超バッドエンドなんじゃないかと予想してたからカラオケのシーンでホッとした。いろいろ心に残る、忘れられない作品になったよ」といった声が相次いだ。

※高橋海人の「高」は、正しくは「はしごだか」。

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