<僕のヒーローアカデミア>心操に、物間も参戦…“誰もが主役”を思わせるヒーローたちの戦いぶりに胸熱

2024/06/13 06:30 配信

アニメ レビュー

アニメ『僕のヒーローアカデミア』第144話が放送(C)堀越耕平/集英社・僕のヒーローアカデミア製作委員会

堀越耕平による大人気コミックを原作としたTVアニメ「僕のヒーローアカデミア」(毎週土曜夕方5:30-6:00、読売テレビ・日本テレビ系/ABEMA・ディズニープラス・FOD・Hulu・Lemino・TVerほかで配信)の第144話が6月8日に放送された。ついに開幕したヒーローvs敵(ヴィラン)による決戦。心操人使や物間寧人が大活躍を見せる回に胸を熱くさせる視聴者が相次いだ。(以下、ネタバレを含みます)

「僕のヒーローアカデミア」


本作は、「週刊少年ジャンプ」(集英社)にて2014年32号より連載中の堀越耕平による人気コミックを原作としたアニメ作品。総人口の約8割が何らかの超常能力“個性”を持つ世界を舞台に、“無個性”の少年・緑谷出久(通称:デク、CV:山下大輝)が、憧れのNo.1ヒーロー・オールマイトの“個性”を受け継ぎ、名だたるヒーローを多く輩出する雄英高校のクラスメイトたちと共に最高のヒーローを目指していく物語だ。

“ヒロアカ”の愛称で親しまれ、原作漫画は現在40巻まででシリーズ世界累計発行部数が1億部を突破。現在テレビアニメ第7期が放送中、さらに劇場版第4作「僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ユアネクスト」が8月2日に公開予定となっている。

心操の“努力”が実る展開に胸熱

アニメ『僕のヒーローアカデミア』第144話より(C)堀越耕平/集英社・僕のヒーローアカデミア製作委員会


ヒーローと敵(ヴィラン)による決戦がついに開始。巨悪オール・フォー・ワン(AFO/CV:大塚明夫)の意表を突くように、黒霧(CV:藤原貴弘)の“個性”であるワープゲートからヒーローたちが現れる。

遡ること数日前、オールマイト(CV:三宅健太)と塚内直正(CV:川島得愛)がデクたちに最終プランを伝えにやってきた。第一にAFOの居場所を特定するのは極めて困難であり、どうにかして誘き出す必要がある。相澤消太(CV:諏訪部順一)はヒーロー側が悪手を取り続けていると見せかけた上で、青山優雅(CV:桑野晃輔)にAFOを任意の場所に呼び出してもらう作戦を考えた。

だが、AFOは即座に相手の嘘を見抜く“個性”を所持していると見られ、嘘がバレたら青山や家族に危険が及ぶ可能性も。そこで、オールマイトたちが考えたのは心操人使(CV:羽多野渉)の“個性”の活用だ。

彼の“個性”は、自身の問いかけに答えた相手を操ることができる“洗脳”。本来はとても強い“個性”だが、一方で洗脳した相手を喋らせたり、複雑な命令に従わせたりすることはできないという弱点があった。しかし、相澤との訓練により、喋らせることが可能になったのだ。青山とその両親を洗脳した上で喋らせれば、そこには心操の意思も青山たちの感情も介入しないので、こちらの嘘がバレることなくAFOと連絡を取ることができる。

元々はヒーロー科志望だったが、雄英の実技試験と“個性”の相性が悪く不合格となり、普通科に入学した心躁。それでもヒーローになるという夢を決して諦めず、努力し続けたことで得た力がみんなを援ける。ヒーロー科1年A組のみんなが興奮した様子で心躁を取り囲む光景に思わず胸が熱くなった。