今田美桜“舞”の熱い思いがこもった最後の「お言葉を返すようですが」に感動<花咲舞が黙ってない最終回>

2024/06/16 15:15 配信

ドラマ レビュー

今田美桜が怖いものなしの主人公を熱演した「花咲舞が黙ってない」が最終回を迎えた(C)日テレ

今田美桜が主演を務めるドラマ「花咲舞が黙ってない」(毎週土曜夜9:00-9:54、日本テレビ系/Huluにて配信)の第10話が6月15日に放送。ついに迎えた最終回でも、舞の「お言葉を返すようですが」と「黙っていません!」がさく裂し、痛快な逆転劇が繰り広げられた。(以下、ネタバレを含みます)

「花咲舞が黙ってない」を新キャストで放送


同ドラマは、銀行を舞台に不正を絶対に見て見ぬふりできない花咲舞が、弱い立場の人たちのために立ち上がる姿が痛快なエンターテインメント作品。2014年、2015年にが主演した、池井戸潤の小説「不祥事」が原作の前ドラマ後に出版された新作小説の物語を新たなキャストでつづる。

支店を回って小さな問題に対処する臨店班となった舞の上司でバディとなる相馬健を山本耕史、舞が務める東京第一銀行の経営企画部に所属するエリート中のエリートである昇仙峡玲子を菊地凛子、昇仙峡に銀行の不祥事を隠蔽する任務を命じる経営企画部長・紀本平八を要潤、舞の叔父で「酒肴処・花さき」店主の花咲健を上川隆也が演じる。

舞、相馬、昇仙峡がタッグを組んで銀行の闇をあぶり出す


腐った銀行を変えるという舞の思いが、亡き恋人・川野(平原テツ)の思いと通じていると協力を願い出た昇仙峡。川野の同期である相馬にも声を掛け、3人で調査に動き出した。

紀本と、そのバッグいる財務大臣・石垣(大和田伸也)が関与している銀行の闇。浮かび上がったのは、インサイダー取引で儲けていること。

証拠をつかもうとする舞らは、かつて不正を暴いた藤枝(迫田孝也)にも話を持ち掛けるが、「銀行ほど大きな組織が変われるわけがない」と取り合わなかった。そこで「お言葉を返すようですが」と話し始めたのは相馬。「どんな組織も変われるはず」と言い、藤枝が銀行にいたころよりも幸せそうに見えたと指摘した。舞も「何のために働いているんですか」と追随するが、藤枝はそのまま立ち去った。

その頃、昇仙峡が粉飾決算の隠ぺいで調査委員会に出る吉原(平山祐介)に協力を依頼。「世間で言うところの罪と、この銀行における罪は同じではない」と話す吉原に、「お言葉を返すようですが、罪は罪です。そういう体制を変えるべきだと思いませんか?」と切り込む昇仙峡。吉原は、悩んだ末に紀本の悪事を証言すると決意した。

ところが、調査委員会で吉原はすべて自分が独断でやったことだと証言した。