伊原六花“優香”、元夫・桐山漣“光星”に決別宣言「あなたは家族じゃない。さようなら」<肝臓を奪われた妻>

2024/06/16 20:18 配信

ドラマ レビュー

光星(桐山漣)にきっぱり別れを告げた優香(伊原六花)(C)日テレ

伊原六花主演のドラマ「肝臓を奪われた妻」(毎週火曜夜0:24-0:54、日本テレビ系/Huluにて配信)。6月11日放送の第11話で、元夫・光星(桐山漣)との関係を断ち、復讐をやめて自分の人生を歩んでいこうと決意する優香(伊原)の変化が描かれた。(以下、ネタバレを含みます)

肝臓を奪った元夫とその家族への復讐と共に、再び愛を信じて生きていく成長物語


本ドラマは、LINEマンガで配信中の、国内累計閲覧数が1億3300万ビュー(※2024年2月時点)を超える大人気の同名ウェブトゥーンが原作。自分がただの肝臓移植のための道具だったと知った優香が、肝臓を奪ってすぐに自分を捨てた夫とその家族に復讐の炎を燃やすストーリー。

しかし、ただの復讐劇ではなく、他人を信じられなくなった自分を支える周りの人々や守るべきわが子のために、再び愛を信じて前を向いて歩いていく優香の成長物語にもなっている。

いつの間にか善良な人々から「奪って」いることに気付いた優香


逆上した弘子(加藤千尋)の暴力から優香をかばった小栗(戸塚純貴)は、大ケガを負い入院するハメに。優香は病室で眠る小栗を見ながら、これまで自分や息子の結人(近江晃成)に優しく、ストレートに恋心をぶつけてきた彼の姿を思い出し、自分と関わったせいで彼をこんな目に遭わせてしまったと自分を責めた。

そして、肝臓を奪われた自分の復讐のせいで、小栗はもちろん、春美(猫背椿)も傷つけ、穏やかで幸せな生活を奪っているのだと感じた。また、光星に言われた「復讐のせいで結人から父親を奪っている」という言葉もよみがえって、いつの間にかターゲットではない善良な人々からも「奪って」いることに気付き、がく然となった。

襲われる優香をかばい、大ケガを負った小栗(戸塚純貴)(C)日テレ


春美が優香をビンタした理由


花屋に戻った優香は、店に迷惑をかけたことを春美に謝り、「あの人とやり直そうかと思うんです」と告げた。「あの人…?」春美は唐突な優香の言葉に、いったい誰のことを指しているのか混乱する。だが、すぐに光星のことだと気付き、どういうつもりなのかと優香を問いただした。

優香は、光星からよりを戻さないかと言われていること、そして彼は結人の実の父親なのだから自分の身勝手で結人から父親を奪えないと告げた。優香はいつの間にか「奪う者」なっていた自分にショックを受け、もう何も考えたくなくなってしまっていた。

「いいんです。もう」と生気の無い目で言う優香の頬を、春美は思いっきり引っぱたき、「バカなことを言わないの!しっかりしなさい!」と叱りつけた。「血のつながりが全てじゃない」と言い、優香を騙して傷つけた男がたとえ息子の実の父親だとしても、復縁するのは間違っていると、涙ながらに彼女を諭した。

春美の深い愛情に触れ、優香は復讐をやめる事を決意する(C)日テレ