――郁子の会社の後輩・青山くんを演じている木村さんも“ハイスペック年下イケメン”という役がすごく似合っていると思いましたが、キャスティングはすぐに決まったのでしょうか?
実は、原作では青山くんはもう少し年齢が上なんです。“年上のダメ男”と“年上のハイスペックイケメン”どっちがいいのか?…といった内容なんですけど、原作の藤緒先生や出版社の方といろいろ話をさせていただき、ドラマでは“年上のダメ男”と“年下のハイスペックイケメン”どっちがいいのか?…という風にした方が、アラサー女子が悩む様に共感できるんじゃないか、という話になりまして。藤緒先生からも「いいですよ」と快く言っていただいたので、ドラマでは年下の設定になりました。
そんな中で、浩次と対極にあって、また毎熊さんとも対極にある役者さんを探していったときに木村さんの名前が上がって。木村さんはFANTASTICSのグループの中でも最年少ということで、とてもかわいがられているイメージがあったので、青山くんの“ハイスペックの中にあるかわいいキャラ”と合うんじゃないかと思ってオファーさせていただきました。木村さんは現場でもとてもまじめで、スタッフからも非常にかわいがられていましたね。
――実際に現場で皆さんの演技をご覧になっていかがでしたか?
ドラマで一番大事にしていたのは、郁子と浩次の距離感というか、空気感なんです。もう最初から二人は“腐れ縁”というか、くっついたり離れたりしていてお互いにいろんなことが分かっている、というところから物語がスタートしていくので、そんな二人の距離感がとても大事だなと思っていました。
今回、堀田さんと毎熊さんは初共演でしたが、ご本人たちもそこは意識されていたようで、衣装合わせなどでお二人が会ったときにはギクシャクした感じが全くなく、すんなり入られていて。
クランクインして最初の撮影がお二人のラブシーンだったのですが、全然気負いせず、とても自然体だったので、よかったなと思いましたしすごく手応えを感じました。本当にお二人仲がいいので、その空気感が画面にも出ているんじゃないかなと思います。
――最初の撮影が堀田さんと毎熊さんのラブシーンだったということで、本作ではお二人のラブシーンが多く登場していますが、特に苦労などなく撮影できたのでしょうか?
そうですね。もちろんテレビで放送するものなので、あまり過激にはできないのですが、演じる前にお二人と打ち合わせをして、参考になる韓流ドラマのシーンを見ながら「こんな感じのイメージにしたい」というのを伝えて、撮影していきました。特に問題なく、とてもスムーズに撮影できたと思います。
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