木南晴夏“六月”&井之脇海“松嶋”、「ゼロかイチ」ではない答えの幸せ<9ボーダー 最終回>

2024/06/24 16:57 配信

ドラマ レビュー

「ゼロかイチ」ではない選択肢という考えに共感


だが、七苗の「答えって、ゼロかイチかじゃないよ」という言葉と、あつ子(YOU)の「(幸せは)私は私のままでいい、そう思えること」という言葉に背中を押された六月は、海外に出発する松嶋の元へ。

すると松嶋が「なんで六月さんなんだろうって…」と話し始めた。公認会計士の資格を取ったのは、親の仕事を継いで地に足ついた社会人になるため。しかし六月と出会い、「もっと自由でいいんだ」と思ったという。「泣いたり、笑ったりしながら、もがいて前に進む。そんな人と一緒なら、きっと楽しい」と語り、再び指輪を差し出した。

六月は七苗に言われたように「ゼロかイチ」ではなくて、「いろんな選択肢があって、そのどれも選べる。そういう自由を選べるのが大人じゃない?だから一緒に考えよう。それまでこれ(指輪)預かっておく」と答えた。

「なら僕は必ず六月さんのところに戻りますよ」と言う松嶋に、「望むところです」と指輪を左手の薬指につけてほほ笑む六月。2人の幸せにあふれたハグに心が温かくなった。

40歳を迎えた六月がたどり着いた“大人”の幸せの答え。「ゼロかイチ」じゃない選択があるということは、視聴者の共感を呼んだ。SNSには「むつさく最高だった」「おめでとう!」「六月の元に絶対戻ってくる朔くんよき」「このカップルかわいい」といった感想が寄せられた。

◆文=ザテレビジョンドラマ部

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