ブルース・リー出演「ドラゴン危機一発」など6作品を一挙放送、竹中直人からのコメントも到着「ブルースの表情がたまらない!」

2024/06/25 17:00 配信

映画

ブルース・リー作品への熱い思いを語った竹中直人※提供画像


竹中直人 コメント


ぼくがブルース・リーと初めて出会ったのは、今から50年も前だ…。ぼくがまだ18歳だった頃さ。「燃えよドラゴン」を横浜の映画館で観たんだ。併映されていたクリント・イーストウッドの「ダーティハリー」もかっこよかったけれど、ぼくはもうスクリーンに映るブルース・リーに釘付けになった!

映画のオープニングから驚きだ!!ブルースのあの身体のシルエット!!あの肌の色!そして、あの眼!あの髪型!あの動き!!さらに、あの口元!!「アタッ!」「アタッ!」「アタァー!」のあの叫び声!!!

全部があの!あの!あの!ばかりだ!!!たまらなかった!こんな人、初めて見た!!!すげ〜!すげ〜!!たまらなくすげ〜!!!だった...!そして!宿敵オハラを倒した時の、あの表情!!!うわぁ〜!!これはもう…「なんじゃ!こりゃあー!!!」だっ!

それからというもの、ぼくは何度も何度も「燃えよドラゴン」を観に行った!当時の映画館は入れ替え制じゃなかったから、何度も何度も「燃えよドラゴン」をスクリーンで観ることができたのさ!それでもなお、劇場に通ったのだ!友人たちの何人かは、ブルース・リーのモノマネをし始めていた。それも、マネするやつ全員が「アチョー!」って!!ぼくはそれが許せなかった!ブルース・リーのマネをするやつがなぜ「アチョー」と言えるんだ!?!?“怪鳥音”って何だ!?!?ぼくにとってブルース・リーの「アタァー!!」は、ブルースの、魂の叫びだった。