宮藤官九郎が作・演出を手掛けたシネマ歌舞伎「唐茄子屋 不思議国之若旦那」が、7月15日(月)にCS放送「衛星劇場」でテレビ初放送される。
ドラマ「不適切にもほどがある!」(2024年、TBS系)の宮藤が手掛けたシネマ歌舞伎「唐茄子屋 不思議国之若旦那」は、古典落語「唐茄子屋政談」に「不思議の国のアリス」の要素を織り交ぜた、奇想天外な人情噺。大河ドラマ「いだてん〜東京オリムピック噺〜」(2019年、NHK総合ほか)で宮藤とタッグを組んだ中村勘九郎が、自己愛強めな若旦那を演じている。
さらに、この放送を記念し「シネマ歌舞伎『唐茄子屋 不思議国之若旦那』放送記念~令和4年10月平成中村座一挙放送」と題して、「双蝶々曲輪日記 角力場」「極付幡随長兵衛」「綾の鼓」の3作品もあわせて放送されることとなった。
7月は、「唐茄子屋 不思議国之若旦那」に出演している中村獅童がゲスト出演した「第五回 春風亭一之輔のカブメン。」、宮藤作・演出の「シネマ歌舞伎『大江戸りびんぐでっど』」も放送される予定だ。
吉原遊びが過ぎて勘当された若旦那・徳三郎は、橋から身を投げようとしているところを偶然通りかかったおじに助けられる。事情を聞いたおじの勧めで、徳三郎は唐茄子(かぼちゃ)売りの商いをはじめることに。
商いの途中でさまざまな人に出会い、少しばかり成長した徳三郎だったが、執心していた傾城・桜坂の身請けが決まったと聞き、たまらず吉原へ向かう。しかし、徳三郎が迷い込んだのは、どこかイビツで不思議なパラレルワールド「第二吉原」だった。
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