「暴れん坊将軍」「名奉行 遠山の金さん」「必殺仕事人」…等、多くの人が一度はそのタイトルを見聞きしたことがあるはずだ。「時代劇」は年配者が好むジャンルのイメージがあるが、実は老若男女誰しもが楽しめる要素がある、日本のエンタメ界の財宝ともいえる。子ども向けアニメのように起承転結がはっきりしていて分かりやすく、韓国映画のように激しく感情を揺さぶられる。
また、アクション映画のようにワクワクする殺陣シーンもあり、時には恋愛映画のようなラブロマンスも繰り広げられる。そしてなんと言っても、特撮ヒーローのような“勧善懲悪”だからこそ観ていてスカッとするのだ。
7月1日は“テレビ時代劇の日”。そんな記念すべき7月1日(月)4時から7月6日(土)17:50までの6日間、スカパー!時代劇専門チャンネルが無料放送を実施する。ぜひこの機会に日本独自であり唯一のエンターテインメント・時代劇の歴史を覗いてみてはいかがだろうか?
“め組”の辰五郎(北島三郎)のところへ居候している貧乏旗本の三男坊・徳田新之助(松平)。その正体は名君の誉れ高い八代将軍・徳川吉宗だった。"暴れん坊将軍"こと吉宗は身分を隠し、辰五郎らの協力を得て江戸市中で起こるさまざまな事件を解決していく。
“マツケン”こと松平健の代表作「暴れん坊将軍」シリーズ。1978年の番組開始以来、30年間にもわたって放送された長寿シリーズで、江戸幕府の第八代将軍・吉宗自らが悪を成敗していく物語。吉宗=新之助の関係を知るのは、じい、お庭番、大岡忠相、辰五郎ら数少ない信頼関係がある人々のみ。また人間・吉宗の魅力が、町火消し"め組"を取り巻く人々とのホームドラマ的要素を通して描かれる。無料放送中にお届けするシリーズ第10弾では、毎回女性ゲストが登場し、新之助との様々なドラマを繰り広げる。
北町奉行の遠山金四郎が、普段は遊び人の金さんとして市井に入り込み、ひとたび事件があれば桜吹雪の刺青をあらわに悪人たちを懲らしめる。
2017年1月、74歳でこの世を去った名優・松方弘樹の時代劇における代表作。1988年から10年以上にわたって放送された、お白洲での名裁きが痛快な娯楽時代劇である。昭和を代表する時代劇スター・近衛十四郎を父に持つ松方は、歴代俳優の中で最も長い期間、遠山の金さん役を務めた。芝居の幅の広さはもちろんのこと、刀の構えや残身のしぐさなど、父・近衛十四郎を彷彿とさせる、歴代金さん屈指の立ち回りも必見だ。
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