実はムハマドを撃ったのは加地だということがわかった。そこで一時的な処置を終えた加地は、すぐさま別の病院へ搬送。享はヨウコはどうして軍医になったのかと問う。ヨウコは「命が平等だから」と、戦地では男も女も善人も悪人も平等に危ないと話す。そして負傷したアラブ人・アリから、日本の歌舞伎町にいる兄・ムハマドの娘への預かり物を渡すために日本に来たことを明かす。
治療したムハマドは、ヨウコが探していたアリの兄・ムハマドではなかった。「もうちょっとちゃんと縫って欲しかった」と言うムハマドに大笑いするヨウコが豪快だ。ムハマドと加地、2人の命を助けたヨウコは、聖まごころ病院に外科医として住み込みで働くことになった。
現代日本が抱える問題をど直球&コミカルに描く展開に、「さすが宮藤官九郎。恐ろしくテンポが良い。人間の平等さと、現代日本の不必要とも思える気遣いや丁寧さ、そして社会の課題を嫌味なく爽やかにストーリーにする」「色々現代の問題も絡めて、やっぱクドカン天才だ」「今の子どもたち、社会なんて勉強しないでこのドラマ観ておけば、それでOKなんじゃないか?ってくらい、いろいろ詰まってて濃い!」などの声があがる。
さらに「英語の『yeah』と日本語の『いえ』の間を取った発音での曖昧な返事の使い方サイコー」「ヨウコ先生はコードブルーでお勉強したんやな」「『住めばミヤコ蝶々』ウケた」などと、ドラマの節々に散りばめられている遊び心満載の言葉や展開も反響を呼び、初回からトレンド入りを果たした。
◆文=ザテレビジョンドラマ部
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