細田佳央太が主演を務めるドラマ「七夕の国」が7月4日より配信スタートした。初回は第3話までが一挙配信。第1話から若手注目俳優として活躍する細田の静かな熱演とともにミステリーの世界へと誘う展開に期待が高まった。(以下、ネタバレを含みます)
同作は、「寄生獣」で知られる漫画家・岩明均による同名コミックを実写化。物に触れずに小さな穴を開けるという“役に立たない超能力”を持つ大学生・南丸洋二(通称:ナン丸)を主人公に、不気味な超常ミステリーの物語が繰り広げられる。
主人公・ナン丸を細田が演じるほか、ナン丸が訪れる里で暮らす東丸幸子を藤野涼子、幸子が恐れる兄・東丸高志を上杉柊平、ナン丸と共に謎を追う大学の助教授・江見早百合を木竜麻生、ナン丸が通う大学の教授で失踪してしまう丸神正美を三上博史、多くの謎を持つ丸神頼之を山田孝之が扮(ふん)する。
「ちょわあああ!」。そう叫びながら、バツ印をつけた物体に向かって両手をかざして集中するナン丸。しばらくすると、バチっという音と閃光が走って、バツ印の中心にほんの小さな穴が開く。
新技能開拓研究会の部長を務めるナン丸は、サークルで唯一の“超能力”者だ。だが、その能力は何に使えるというものでもなさそうで、後輩たちが本物の超能力をすごいと称える中で、嫌味を言う者もいた。
そんなナン丸は大学4年生になっても就職活動を始めていないのんびり屋だが、ある日、会ったこともない歴史民俗学教授の丸神から呼び出しを受けて研究室を訪ねるも不在。
そこからミステリーが本格的に始まっていくことに。ナン丸は、連絡が取れなくなっていた丸神を探しに、丸神ゼミの講師を務める江見やゼミ生の多賀谷(濱田龍臣)らと東北にある、かつて“丸神の里”と呼ばれた町に向かう。そこでは、建設会社社長が顔などを丸くえぐられて殺害される事件が起きていた。
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