上川隆也&甲本雅裕、“遺留愛”コンビ初対談「強烈に2人での撮影が楽しみ!」

2017/09/07 06:00 配信

ドラマ


――第4シーズンの中で、お2人が好きなシーンは?

上川:第6話です。“村木さん回”といってもよいと思うのですが、村木と糸村が共に真相を追うという、ある種、切望していた物語が実現したんです。これまで語られることのなかった村木さんの心情が明らかになり、初めて2人が同じものを見詰める時間を共有できたというのが、僕にとってはうれしかったです。シーンでいうと、第6話の最後の場面が印象深いです。

甲本:上川くんがそう思っていてくれたことを知ることができて…この場から帰らなくてよかった(笑)。どの回も大好きですし一生懸命やらなかったことなどないですが、第6話は村木という役にいろいろなものを与えてもらいました。糸村さんと外に出ている状況に自分でも照れたりしたのですが(笑)、糸村さんとどういう距離で付き合うか、役の中にどうそれを込めようか、などいろいろ考えた回でしたね。

――プライベートでのお2人の関係は?

甲本:いえ、僕ら、しつこくない間柄なのがいいと思うんです。20年ぐらい前に初めて会ったときから、上川くんって、なんだかしつこくなくて、そこがすごくいいんです(笑)。でも会ったら会ったで、ものすごくしゃべる。真面目なことも話し合うし、ふざけたことを言うと、すぐツッコんでくれる、という…。

上川:四六時中、つるんでいるかというと決してそんなことはなくて、プライベートで連絡を取り合うこともあまりありません。互いの誕生日にメールで「おめでとう」と送り合うぐらいで、「飲みに行こうぜ」と誘い合うわけでもなく、でも現場で会うと、いつもの空気がそこにある。そんな不思議な距離感がお互いの中に共通のものとしてあるというのが、居心地の良さにつながっているのかもしれません。

甲本:この距離感が画面で伝わるからこそ、視聴者の皆さんに2人のやりとりが喜んでもらえているのかなとも思いますね。たまにクラスメートに再会すると、妙にテンションが上がることってあるじゃないですか。僕にとって「遺留捜査」の現場って、そんな感じかもしれません。