テレビアニメ「ザ・ファブル」(毎週土曜深夜0:55-1:25、日本テレビ系/ディズニープラスで見放題独占配信)の第14話「好きです兄さん!!」が7月6日に放送・配信され、平和な回ながらもセンスあふれるせりふの数々に、SNS上ではさまざまな反応が見られた。(以下、ネタバレがあります)
同作は、岡田准一主演で実写映画化されて話題を博した南勝久による同名人気コミックをアニメ化したもので、殺しの英才教育を施された“殺しの天才”・通称「ファブル」(CV:興津和幸)が、ボス(CV:小村哲生)から「1年間誰も殺してはならない」という指令を受け、“佐藤明”として人殺しをしない暮らしを送る姿を描く。
第2クール最初の回となる第14話では、明は職場で岬(CV:花澤香菜)に何となく避けられているように感じ、洋子(CV:沢城みゆき)に相談。洋子は明に、岬への恋愛感情が芽生えているのかを探る質問をするが、人間らしくない明の返答に呆れる。一方、砂川(CV:高橋耕次郎)は「ファブル」の情報を集めるべく奔走していた。
そんな中、「ファブル」の存在を知る唯一の真黒組組員・黒塩(CV:岩崎諒太)が洋子の家を訪ねてくる。黒塩はどうしたら明の弟子になれるか教えてほしいと洋子に懇願。洋子は「そんなの知らない」と首を振りながらも、「弟子にしてもらえたら今の生活、全部捨ててもいい」と語る黒塩の言葉を聞き、明が週末に2泊3日で山にこもることを伝え、「お願いして連れて行ってもらえば?」と助言する。
洋子の助言を受け、黒塩は早速、明に同行を許してもらうよう頼み込む。「別行動でいいから」と訴える黒塩に、明は「山にゴミはするな(捨てるな)」という条件で同行を許可する。週末、車で入れる所まで洋子に送ってもらった2人。車から降りると、黒塩は明の軽装備に仰天。「キャンプじゃない」という明の言葉を受けて、黒塩は明に選定してもらって装備を軽くして山に入ることに――。
前回までのバトル&ドラマチック回から一変した平和な展開の中、明ら登場人物のセンスあるせりふの数々が際立ち、SNSでも視聴者が大盛り上がり。「(岬の救出は)俺には散歩やけどな」「クマには手こずった」「よく挟む小耳やな」「キャンプやな」「もはやキャンプを通り越してピクニックやな」「ちょっとだけもらう」など、思わずクスッとしてしまったせりふの書き込みがあふれた。
ほか、「クロちゃんいいキャラw」「マジ乙女な癒し枠」「癒しパワーすごい」などと黒塩のけなげな姿を応援するコメントや、新しいオープニングとエンディングを絶賛する声も多く上がった。
◆文=原田健
※高橋耕次郎の「高」はハシゴダカが正式表記
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