<僕のヒーローアカデミア>「かっこよくて震えた…」エンデヴァーらの窮地に駆けつけた常闇&耳郎に称賛の声

2024/07/10 18:09 配信

アニメ レビュー

アニメ『僕のヒーローアカデミア』第147話が放送(C)堀越耕平/集英社・僕のヒーローアカデミア製作委員会

堀越耕平による大人気コミックを原作としたTVアニメ「僕のヒーローアカデミア」(毎週土曜夕方5:30-6:00、読売テレビ・日本テレビ系/ABEMA・ディズニープラス・FOD・Hulu・Lemino・TVerほかで配信)の第147話が6月29日に放送された。轟焦凍が“荼毘”こと兄の燈矢を決死の覚悟で止めた。その一報は各地で戦うヒーローたちに勇気を与える。そんな中、巨悪オール・フォー・ワンと戦うエンデヴァー&ホークスの窮地に駆けつけた常闇踏陰と耳郎響香に視聴者から称賛の声が上がった。(以下、ネタバレを含みます)

「僕のヒーローアカデミア」

エンデヴァー&ホークス vs AFOの新ビジュアル(C)堀越耕平/集英社・僕のヒーローアカデミア製作委員会


本作は、「週刊少年ジャンプ」(集英社)にて2014年32号より連載中の堀越耕平による人気コミックを原作としたアニメ作品。総人口の約8割が何らかの超常能力“個性”を持つ世界を舞台に、“無個性”の少年・緑谷出久(通称:デク、CV:山下大輝)が、憧れのNo.1ヒーロー・オールマイトの“個性”を受け継ぎ、名だたるヒーローを多く輩出する雄英高校のクラスメイトたちと共に最高のヒーローを目指していく物語だ。

“ヒロアカ”の愛称で親しまれ、原作漫画は現在40巻まででシリーズ世界累計発行部数が1億部を突破。現在テレビアニメ第7期が放送中、さらに劇場版第4作「僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ユアネクスト」が8月2日に公開予定となっている。

友に寄り添う飯田天哉の台詞に心震える

【写真】目に涙を浮かべる轟焦凍(CV:梶裕貴)(C)堀越耕平/集英社・僕のヒーローアカデミア製作委員会


11年前、己の発した炎に焼かれた轟燈矢(CV:下野紘)は家族への私怨だけで死に征く身体を留まらせてきた。そんな燈矢改め荼毘を、決死の覚悟で止めたのは弟の轟焦凍(CV:梶裕貴)だ。神野区・グラウンドゼロからの報告は塚内直正(CV:川島得愛)らのいる司令部へと届く。オールマイト(CV:三宅健太)は目に涙をためながら、「良くやってくれた…!」と焦凍を讃えた。

神野区にいる飯田天哉(CV:石川界人)も焦凍を心配し、駆け寄る。そんな飯田に焦凍がかけたのは「エンストしただろ…ごめんな」という言葉だった。

思い出すのは保須市襲撃事件のこと。飯田の兄、“インゲニウム”こと飯田天晴(CV:北田理道)は“ヒーロー殺し”ステイン(CV:井上剛)に重傷を負わされ、プロヒーロー引退に追い込まれた。そのことでステインへの復讐に囚われ、かつて目標を見失いかけた飯田の目を覚まさせてくれたのが焦凍だった。

だから飯田はきっと、今度は自分が焦凍の力になりたいと思っていたに違いない。しかし、轟兄弟の対決に飯田は入り込むことができなかった。その上、焦凍は荼毘を確保し終えた後でさえ、人の心配をしている。「何で君が…謝るんだ…!」という飯田の言葉には何もできなかった悔しさと、焦凍を労う気持ちが入り混じっているように聞こえ、思わず胸が締め付けられるようだった。

アニメ『僕のヒーローアカデミア』第147話より(C)堀越耕平/集英社・僕のヒーローアカデミア製作委員会