<僕のヒーローアカデミア>「かっこよくて震えた…」エンデヴァーらの窮地に駆けつけた常闇&耳郎に称賛の声

2024/07/10 18:09 配信

アニメ レビュー

アニメ『僕のヒーローアカデミア』第147話より(C)堀越耕平/集英社・僕のヒーローアカデミア製作委員会

AFOの挑発に乗ってしまったエンデヴァー


そして、一報は各地で戦うヒーローたちの元へ。デクが想定外のポイントに転送されるハプニングはあったが、幸先の良いスタートが切れたことで現場の士気は一気に高まった。雄英高校の仲間たちも焦凍の活躍に背中を押される形で、己を奮い立たせる。

ただ一人、現No.1ヒーローのエンデヴァー(CV:稲田徹)だけは息子ふたりの戦いの結末に複雑な感情を覗かせていた。しかし、彼の目の前にいるのは巨悪オール・フォー・ワン(AFO/CV:大塚明夫)だ。

対AFO戦は群訝山荘跡で繰り広げられている。“個性”を奪うことができるAFOに複数で攻めるのは危険と判断し、エンデヴァーとNo.2ヒーローのホークス(CV:中村悠一)による少数最高戦力で立ち向かうことになった。エンデヴァーが至近距離でAFOに攻撃を加え、反撃の隙をホークスが埋める。二人の連携は完璧……なはずだった。

「傑作(焦凍)が失敗作(燈矢)を処分してくれたんだろ!?」「喜べよ!?」とエンデヴァーの神経を逆撫でするAFO。さらには、前々からエンデヴァーの“力への歪んだ希求”に注目していたと明かし、「僕ってやつは良い土を見ると種をまかずにはいられないんだ」「燈矢くんの身体見つからなかったろ」と最悪の切り札を突きつけた。

おそらく11年前、AFOが燈矢を見つけたのは偶然ではなかったのだろう。「今の貴方の使命は速やかにAFOを倒す事だ!」というホークスによる必死の訴えも虚しく、エンデヴァーは冷静さを欠き、AFOに右脇腹を抉られてしまう。

常闇&耳郎コンビの活躍に視聴者から称賛の声多数

アニメ『僕のヒーローアカデミア』第147話より(C)堀越耕平/集英社・僕のヒーローアカデミア製作委員会


AFOの攻撃をまともに受け、地面に落ちていくエンデヴァー。するとAFOはすぐさま体勢を変え、「君はこの距離で避けられるのかな? ナガンの代替品よ」と今度はホークスに攻撃を仕掛けようとする。ホークスはAFOの攻撃を避けられないと咄嗟に判断し、まだ“プロミネンスバーン”を残しているエンデヴァーを救おうとした。

だが、AFOがホークスに放った攻撃は、“黒の堕天使”で空中を飛ぶ常闇踏陰(CV:細谷佳正)の背に乗って登場した耳郎響香(CV:真堂圭)の“心音壁(ハートビートウォール)”によって防がれる。

そんな二人にホークスは「君らの出る幕じゃない!!死ぬぞ!!」と忠告するが、常闇は「エンデヴァーの代わりにはなれんが、あなたとの連携なら俺が取れる!!」と返答。「昔読んだコミックにあったな、魔王の引き立て役に充てられる脇役の話」とほくそ笑むAFOにも、耳郎は屈せず「そーゆーの倒してから言った方がよくない?」と気丈な態度で言い放った。ホークスは自分たちの情けなさを痛感しつつも、「また助けてくれ、“ヒーロー”!」と常闇たちに援護を託す。

ホークスの窮地を救った常闇と耳郎。視聴者からは二人に対し、「耳郎ちゃんと常闇くんの登場シーンかっこよくて震えた…」「オール・フォー・ワンに言い返す耳郎ちゃんかっこいい!」「ホークスと常闇くんの師弟関係ほんと好き」という言葉が上がった。

だが、AFOは「この場で今もっとも綻びが生じ得るのはここ」と攻撃の矛先を耳郎に向ける。それでも己を奮い立たせる耳郎だったが、AFOの攻撃を避けきれず、左耳が吹き飛ばされてしまった。次回、第148話「焼身照命!! 手負いのヒーロー」。窮地に追い込まれたヒーローたちは巨悪AFOにどう立ち向かうのだろうか。

■文/苫とり子

アニメ『僕のヒーローアカデミア』第147話より(C)堀越耕平/集英社・僕のヒーローアカデミア製作委員会