百田夏菜子が30歳を記念したバースデーライブを開催 早見あかりがスペシャルゲストとして登場

2024/07/16 18:35 配信

音楽 アイドル

13年越しに元メンバー・早見あかりと共演


この後もまだまだ一夜限りのスペシャルなパフォーマンスが続いていくが、ステージが暗転し、ここでいったん幕間映像へ。「エクボの穴」から未来へと移動した百田が出会ったのは、888歳になった茶畑のシンデレラ・百田夏菜子。そして、さらに先の未来へと移動すると、88888歳だと語る百田夏菜子と出会う。88888歳の百田は、30歳の百田と話しているうちに、昔のことを色々思い出したようで、2011年4月の中野サンプラザでグループを脱退した早見あかりのことが今でも許せないので、リベンジマッチがしたいと語り、モノノフがざわつく中、次の曲がスタート。

赤のジャケットとミニスカートというセットアップ衣装にチェンジした百田がステージに登場すると、流れて来たのは「デコまゆ 炎の最終決戦」。百田はモニター映像の中の13年前の早見あかりと掛け合いでパフォーマンスを進めるのだが、途中で演奏をストップさせる。30歳の百田も当時の気持ちを沸々と思い出したようで、「私は今の早見あかりとリベンジマッチがしたいんだ!早見あかり、出てこいやー!」と叫ぶと、青の衣装をまとった早見がステージに登場。実に13年ぶりに「デコまゆ 炎の最終決戦」で共演を果たすこととなった。

13年越しのリベンジマッチをモノノフが見守る中、最終的には「MY BEST FRIEND」「これからも親友」と歌い、最後に2人が腕を組むと、この日一番の拍手と歓声が上がる。一夜限りの “デコまゆ”のサプライズ共演に、モノノフは歓喜。場内には、夏菜子コールと共に、あかりんコールが大きく響き渡った。

歌唱後は、2人によるMCタイムに。百田が早見に直接電話をして直談判したというエピソードを語ると、早見はマネージャー経由でオファーが来ていたら秒で断っていたと思うと語り笑いを誘った。さらに、早見が「直接電話をしてくるあたり、私の性格を分かっているよね」と言うと、百田も「どれだけ一緒にいると思っているんだよ」と答え、2人のやり取りを温かく見守るモノノフをホッコリとさせていた。

そして、モノノフと一緒に写真撮影を行うと、早見は「ももクロのクールビューティー、早見あかりでした」と当時の自己紹介でステージを後にした。早見を送り出した後、百田が「こんな日が来るとは思わなかった。長く続けて来て本当に良かった」と感慨深く語っていた。

「百田夏菜子 30th BIRTHDAY LIVE」より(C)上飯坂一


百田夏菜子が作詞を担当した新曲「未知数」をサプライズ披露


再び映像パートを挟み、大人っぽい白のワンピース衣装に着替えた百田がステージに登場すると、百田の誕生日にリリースされたばかりの新作EP「30th」に収録されているバラード曲「それぞれのミライ」で改めて後半戦がスタート。

そして、「まだまだ盛り上がっていきましょう」とモノノフを煽りながら、レベッカの「フレンズ」をカバー歌唱。百田にとって思い入れの強い楽曲が並んだが、続いて、百田からモノノフへの感謝の気持ちを綴った直筆メッセージがモニターに映し出されると、さだまさしが手掛けたももクロ楽曲「仏桑花」へ。アカペラで歌われた落ちサビからの最後のフレーズ「ずっと ずっと ずっと 大好きだから」を歌い終わると、それまで静かに聴き入っていたモノノフからひと際大きな拍手が巻き起こり、モニターには、歌い切った百田の清々しく、凛々しい表情が映し出された。

続いて、百田は白いグランドピアノへと移動。クリスマスソロコンサートにて弾き語りで初披露された百田作詞による「今日の君へ」を今回はピアノとドラムという編成で披露。さらに、本編最後の1曲として、百田が作詞を担当した新曲「未知数」をサプライズ披露した。百田の歌声とピアノの音色が映える、疾走感のあるロックナンバーだ。ミラーボールに照らされる中、バンドメンバーと共に会場を盛り上げるとバースデーライブ本編は終了した。

「百田夏菜子 30th BIRTHDAY LIVE」より(C)上飯坂一


アンコールでは大定番曲も披露…「私は本当に幸せ者です」


まだまだ百田の30歳を祝い足りないモノノフからは、すぐさま盛大なアンコールが。数分後、白のグッズTシャツと黒のスカートに着替えた百田が再びステージに登場すると、2人のダンサーを従えて、EP「30th」から新曲「熱帯夜 Fantasy」をライブ初披露。ダンサーと最後に決めポーズを取ると、大きな歓声が上がる。また、歌唱前のMCではミュージックビデオがライブ後に公開されることも発表された。

そして、アンコール2曲目は、ももクロのライブでの大定番曲「走れ!」を特別バージョンで披露。やはり、ソロコンでもこの曲だけは外せない。モノノフも待ってました!とばかりに全力の夏菜子コールを送る。落ちサビの「それでも答えは出せないよ」のところで一度演奏が止まると「今日はお祝いだから、みんなからの『好き』を聞かせてほしい」と求め、「君が」と「好き」のコール&レスポンスが繰り返される。大サビではステージと会場の照明が落とされ、ペンライトの灯りのみになる演出に。この日のペンライトは赤一色で、心に残る情熱的で幻想的な光景となった。

最後のMCでは、「私は本当に幸せ者です」と感謝の気持ちを伝えると共に、フォト&スタイルブックの発売、1stソロアルバムの制作がサプライズ発表された。そして、再び「本日の主役」というタスキをかけると、夏らしいテンポ感の明るいナンバー「渚のラララ」を披露。最後の最後まで、ももクロの太陽・百田夏菜子らしい形でバースデーライブはフィナーレを迎えた。

※「誕生日しよ」「クリスマスしよ」、正しくは最後に白抜きハートマークが入る

「百田夏菜子 30th BIRTHDAY LIVE」より(C)上飯坂一