<僕のヒーローアカデミア>「未来とは若者の進む道だ、選ぶ道の多さだ」エンデヴァーのセリフも話題に 巨悪AFOに立ち向かう姿に反響

2024/07/19 12:11 配信

アニメ レビュー

アニメ『僕のヒーローアカデミア』第148話より(C)堀越耕平/集英社・僕のヒーローアカデミア製作委員会

エンデヴァーの死闘に視聴者から感謝の声


しかし、ここでAFOが反撃に出る。「今なら致命傷を与えることができる」とホークスが追撃に出た瞬間、AFOは叛逆した“個性”たちを食い尽くし、辺り一面に攻撃を放った。耳郎や常闇の目の前に飛び散る血。それはAFOの攻撃で右腕を吹き飛ばされたエンデヴァーの血だった。身を呈して、ホークスを守ったエンデヴァーにAFOは「その執拗(しつこ)さが君を歪めたのだろうに!!」と言い放つ。

過去の自分と対話したエンデヴァー。力に固執するあまり、家族を苦しめてきた過去を省みて今度こそ生まれ変わろうとしていたエンデヴァー。だが、過去の自分は「生まれ変わろうなんて考えるな」「原点を思い出せ」と語りかけてくる。エンデヴァーの原点=オリジンは弱さへの対抗だ。自分の弱さを呪い、抗い続けることこそが、エンデヴァーを生かしてきた。

その原点にいま一度立ち返ったエンデヴァーはAFOの言葉に「そうだ…俺は…しつこい…!!」「だから…この先、生涯よくやったと自分をなぐさめるような日は来ない…!」と返し、炎で再現した右腕で強烈な一撃をくらわした。AFOは直撃を逃れるも、エンデヴァーは休む間もなく追撃。最後はAFOを抱えた状態で上空へ。「罰は俺が受け続ける…!勝って燈矢を見続ける!」と宣言し、ゼロ距離で必殺技“プロミネンスバーン”を放った。

「未来とは若者の進む道だ、選ぶ道の多さだ」というエンデヴァーのセリフも大きな話題に。自らのせいで轟燈矢(CV:下野紘)の未来を奪ってしまった自覚があるからこそ、今度は若者たちが何の障壁もなく未来へと進めるようにAFOへ立ち向かったエンデヴァー。完璧とまでは行かずとも、大人としての責任を果たそうとしたエンデヴァーに視聴者からは「エンデヴァーかっけえよ」「ちゃんとNO.1ヒーローだったよ」「未来ある若者を守ってくれてありがとう」「腕が無くなっても炎の腕で戦う迫力に、気迫に圧倒された」という声が上がった。

■文/苫とり子

アニメ『僕のヒーローアカデミア』第148話より(C)堀越耕平/集英社・僕のヒーローアカデミア製作委員会