吉谷彩子&浅川梨奈、不倫したパートナーには「徹底的にやります(笑)」理想の夫婦像も語る<どうか私より不幸でいて下さい>

2024/07/23 05:00 配信

ドラマ インタビュー

「どうか私より不幸でいて下さい」に出演中の吉谷彩子&浅川梨奈撮影=山田大輔

愛する妹に夫を寝取られた姉と、姉を不幸のどん底に突き落とそうとする妹の壮絶なマウントバトルが繰り広げられる、「どうか私より不幸でいて下さい」(日本テレビ系)。その姉妹を演じるW主演の吉谷彩子浅川梨奈がドラマの見どころに加え、「もし自分のパートナーが浮気をしていたら?」という質問にも答えてくれた。

信じやすい性格が自分と似ている(吉谷)


――原作と脚本を読んだ感想を教えてください。

吉谷:すごく攻めた挑戦的な内容だと思いました。ただ、面白くなるか否かは演じる側によって決まる可能性もあると感じたので、浅川梨奈ちゃんとコミュニケーションをしっかり取りながらやっていかないといけないだろうなと思い、そういう意味での緊張はありました。

浅川:私は個人的にですが、不倫ものを演じたい願望が昔からあったので、今回のお話をいただけてうれしかったです。原作と脚本を読んでの感想は、とんでもないことをやろうとしているなと(笑)。さすがは日本テレビさんの「ドラマDEEP」だなと思いました。

――浅川さんの言う“とんでもないこと”とは?

浅川:不倫です(笑)。あと、タイトルにもあるように、私が演じる志保はお姉ちゃんが不幸になることに快感を覚えていて、そのために行動を起こしているんですね。それも今日、昨日に始まったことではなく、子どもの頃からたまっていたものがエスカレートしていっているという。それだけでもとんでもないことですし、志保のやることが結構えげつないので、こんな妹がいたら嫌だなと思いました(笑)。

吉谷:(笑)。

――演じる役柄とご自身の共通点はありますか?

吉谷:私が演じる景子は人を信じやすいんですけど、そこは自分と似ているところだと思います。景子のそういう人を信じやすいところがいい方向に向かったり、悪い方向に向かったりするので、そこの絶妙な塩梅でうまく演じていかないといけないなと思いました。

浅川:私は、志保と似ているところは一つもないです。志保は不倫する側だし、しかも相手はお姉ちゃんの旦那さんだなんて、ちょっとスゴすぎますよね(笑)。志保は悪い女に見えるんですけど、脚本を読んでいくと「なんで、こんなにお姉ちゃんに執着しているんだろう」「お姉ちゃんが好きなのに、なんでこんなアプローチをするんだろう」と思って、だんだん志保が愛おしくなってきて。監督やプロデューサーさんと話したときにも「愛らしい志保にしたい」ということだったので、それを考えながら演じていました。

吉谷:そういう意味では、私も志保が100悪くて、景子がかわいそうとなるのは違うなと思っていて。景子は純粋で優しい人ではあるけれど、少し鈍感なところがあって、それが人を苛立たせてしまうこともあると思うんですよね。だから、景子の全部がかわいそうにならないようには気をつけていました。

吉谷さんは「全然クールじゃない」(浅川)


――お二人は初共演だと思いますが、互いの印象を教えてください。

吉谷:梨奈ちゃんは最初に会ったときから明るくて、天真爛漫な子だなと思っていました。梨奈ちゃんがいるだけで現場が明るくなるし、みんなが笑顔になるんですよね。でも、しっかり演じないといけないシリアスなシーンなどではガラッと雰囲気が変わるので、すごくステキな女優さんだなと思いました。

浅川:私は吉谷さんと初めてお会いしたときに、クールに見られがちな方なのかなと思いました。だから、どうやって距離をつめていこうかなと思っていたんですけど、撮影初日に「この人、全然クールじゃない」と思いました(笑)。

――というのは?

浅川:あるとき、スタンバイしている吉谷さんを遠くから見ていたら、なぜかずっと揺れていたんです。それで「揺れてるよ」と言ったら、「え?ホントだ」ということが一日に3回くらいあったりしました(笑)。定期的に現れる吉谷さんの天然の部分を観察するのが楽しかったですし、私はわりとツッコミ体質なので、吉谷さんがよくわからないことを突発的に始めるのが面白くて、いつもツッコんでいました(笑)。

吉谷:私としては梨奈ちゃんと話しているときが撮影の息抜きになっていました。本当にたわいもない話をしているだけなんですけど、親友と話しているような感覚で、すごく楽しかったです。

浅川:吉谷さんとは性格は似ているわけではないんですけど、マインドというか、根の部分で似ているところが多いのかなと思いました。

吉谷:確かに。同じタイミングで同じことを思っているときが結構あったよね? 例えば、私がちょっとお腹痛くなってしまったときがあったんですけど、梨奈ちゃんも同じタイミングでお腹が痛くなっちゃって、前世でなにかつながりがあったのかなと思ってしまいました(笑)。

浅川:笑いのツボも一緒だよね。

吉谷:一緒! だから、二人で笑いが止まらなくなって、何度か助監督さんに怒られたことがありました(笑)。