第1話冒頭で意味深だった血まみれの少年の描写は、灰川の本当の過去である創であったことが示された。また、芸術家だった男から手のひらのバツに線を加えると亀の甲羅や雪の結晶のようになり、「これはこの世界で一番強い形だ」と勇気づけられた創。その形こそ、灰川が子どもたちに家族の証としていた“リッカのマーク”だった。リッカ=六花は雪の別名だという。
その晩、宿に空き部屋がなく、1つの部屋で就寝することになった冴木と花音。「寝るのが得意じゃない」という花音に請われ、冴木は手をつないで眠った。冴木は父に、花音は母に。同じように幼いときに虐待を受けていた2人の距離が近づいていくようで、ドキドキする描写だった。
ところが、その気持ちがハラハラに変わっていく。
事件現場の灰川邸に飾られていた絵について新たな謎が判明し、向かった冴木と花音。冴木の後輩である鈴木も合流したところで、顔に傷がある男に襲われた。その男は、灰川が留置場で亡くなった時に署の監視カメラに映っていて、花音が突き落とされた現場近くや自宅前にも現れた人物だ。
男が奪った鈴木の拳銃の弾が冴木の肩をかすめ、さらに応戦しようとした花音の腹部にも暴発した銃弾が当たった。男は逃げ出したが、花音は「冴木さんと一緒にいられて楽しかった」と感謝しつつ、「諦めないでください、何があっても…」と続けて意識を失った。
SNSには「えっ!?花音ちゃんどうなるの」「花音ちゃんここで退場?」「冒頭で森さんが持ってた記事がこれなのか」「予測の斜め上をいく」など驚きの声が集まった。
◆文=ザテレビジョンドラマ部
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