稽古中の印象的なエピソードについて、岩本は「前回はコロナ禍だったというのもあったんですけど、今回は栄作さんが主催してくださって、みんなでご飯に行く機会があって。仕事場だけじゃない、他愛のないコミュニケーションだったり、趣味の話だったりという時間を率先して“打ち上げリーダー”の栄作さんが。僕が勝手に言っているだけなんですけど(笑)。いろいろ計画してくださって」と明かす。
そして、「差し入れとかいろいろな健康面も含めて、楽しい時間も含めて、そういうのを計画してくださる兄貴なので、もうそこも存分に甘えに行くというスタイルで僕は過ごさせてもらっていました」と吉田への信頼をにじませた。
仙名は「みんな伸び伸びしてるなという印象がありまして…」と語り出し、「あるとき、通し稽古中に出番前に袖でスタンバイしていたら、岩本さんが来て、上の方をキョロキョロ見ていて。『どうしたの?』と聞いたら、『ぶら下がれるかと思って』と。“懸垂!?今!?”と思って(笑)」と岩本の珍行動について言及。
続けて、「筋肉がたくましいのはもちろんなんですけども、なんていうか、“受け止め力”がとてつもないなという印象があるんですね。みんながやっていることを受け止めて、こぼさず全て取り込んでくださる方という印象があるので、そのおかげで日々みんなが安心して稽古できているなというふうに思います。さすがリーダーであり座長だなというのを日々感じておりました」と岩本の座長ぶりを称えた。
それを受け岩本は、「誰も見てないと思ってやっているのに見られるって、本当にやばいやつだなって今聞いて思いました」と苦笑い。
また、上田は「再演なので、1回出来上がったものをみんなで作っていくから、毎回思い出す楽しみがあって。『初演のときこうだったよね』とか、『こういうエピソードがあって面白かったよね』と、みんなで思い出話をしながら作れたので、ワイワイ意見を出し合いながら作れたというのが一番印象的ですね」と語った。
ミュージカル「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」は、8月19日(月)から9月8日(日)まで東京国際フォーラム・ホールCにて、9月13日(金)から9月17日(火)まで大阪・オリックス劇場にて上演予定。