水川あさみ“道上”、高岡早紀“浩子”との直接対決は完敗だったが新たな事実に辿り着いた<笑うマトリョーシカ>

2024/08/19 21:41 配信

ドラマ レビュー

浩子(高岡早紀)との直接対決は道上(水川あさみ)の完敗 (C)TBS

水川あさみが主演を務める金曜ドラマ「笑うマトリョーシカ」(毎週金曜夜10:00-10:54、TBS系)の第8話「記者VS政治家母!知られざる親子の秘密」が8月16日に放送された。清家(櫻井翔)母・浩子(高岡早紀)と会うことができた道上(水川あさみ)は、疑問に思っていたことを直接問いただすが、スルリとかわされてしまう。(以下、ネタバレを含みます)

人間の欲望と謎が絡み合うヒューマン政治サスペンス


同ドラマは、日本推理作家協会賞や山本周五郎賞など数々の受賞歴を持つ早見和真が2021年に発表した同名小説が原作。抜群の人気を誇る若き政治家と有能な秘書の“得体の知れない不気味さ”に気付いた新聞記者が、彼らを取り巻く黒い闇に迫るヒューマン政治サスペンス。

印象的な笑顔とリベラルな言動で人気を集め、未来の総理候補との呼び声も高い若き政治家・清家一郎と、そんな彼を支える有能な秘書・鈴木俊哉。その2人の奇妙な関係を暴こうと、新聞記者である道上は、彼らの隠された過去を探っていく。

道上の社会部時代の先輩記者・山中尊志を丸山智己、道上の後輩記者・青山直樹を曽田陵介、道上の元夫・旗手健太郎を和田正人が演じる他、謎の女役で高岡が出演。

さらに、清家と鈴木の福音学園時代の同級生・佐々木光一を渡辺大、大手新聞社社会部の敏腕記者だった経歴を持つ道上の父・兼高を渡辺いっけい、清家の実父で、官房長官を務めた経験もある有力代議士・和田島芳孝を加藤雅也、明るく前向きで肝がすわっている道上の母・香織を筒井真理子が演じている。

直接対決は完敗、浩子の方が一枚も二枚も上手だった


清家(櫻井翔)の母・浩子(高岡早紀)に会えた道上(水川あさみ)。ここぞとばかり、「あなたは息子さんを操って、一体何をしようとしてるんですか?」と直接問い詰めるが、「そういえば、あなたは息子さんがいるわね。うまくやれてるの? まだ8歳でしょ? 仕事もいいけど、絆を強めるために子どもの頃はなるべくそばにいてあげなきゃダメよ」と言い返され、道上は返す言葉もない。

さらに「強引な取材で大変な目に遭ったのに、まだ懲りてないの?」と、痛いところを突かれ、口ごもってしまう道上に、「自分のことを心配した方がいいんじゃない。いざという時に後悔しても遅いよ」と警告とも言える言葉を浩子から投げかけられてしまった。